日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、10.1型ミニノートPC「HP Mini 2140 Notebook PC」の上位モデル2機種を4月下旬に発売する。直販価格は、HDD 160GB(7,200rpm)を搭載する「N270/10H/2/160/N/n/XPV/M」が69,930円、Intel製SSD 80GBを搭載する「N270/10H/2/80S/N/n/XPV/M」が79,800円。販売は直販および同社販売代理店で行なう。
新モデルは、液晶ディスプレイに1,366×768ドット表示対応10.1型ワイドの高解像度液晶を採用したのが最大の特徴。さらに、メモリ容量が2GBに強化されているほか、Bluetooth 2.0+EDRが追加され、無線LANがIEEE 802.11n対応となった。筐体および日本語キーボードはほぼ同じで、キーピッチ約17.5mm、キーストローク約2mmを確保した日本語87キーボードを搭載する。
OSはWindows Vista BusinessダウングレードによるWindows XP Professionalがプリインストールされ、ネットブック(ULCPC)版のOSは使われていない。
そのほかの仕様は、CPUにAtom N270(1.60GHz)、メモリ2GB、チップセットにIntel 945GSE Express(ビデオ機能内蔵)を搭載。インターフェイスはUSB 2.0×2、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 2.0+EDR、Gigabit Ethernet、ExpressCard/54スロット、SDカードスロット、ミニD-Sub15ピン、Webカメラ、音声入出力などを備える。
バッテリは3セルリチウムイオンで、駆動時間はHDDモデルが約4.5時間、SSDモデルが約5時間。オプションで約2倍の駆動時間の6セルバッテリも用意される。本体サイズは262×166×27.2~35.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量はHDDモデルが約1.19kg、SSDモデルが約1.16kg。
(2009年 4月 16日)
[Reported by 山田 幸治]