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AMD、TDP 65Wで最大12コアのビジネス向けCPU「Ryzen PRO 3000」シリーズ

 AMDは、デスクトップPC向けプロセッサ「Ryzen PRO 3000」シリーズおよび「Athron PRO 300GE」を発表した。2019年第4四半期よりHPおよびLenovoから同プロセッサ搭載システムが出荷開始される見込み。

 2コアから最大12コア製品までラインナップされ、Ryzen 5 PRO 3600以上のSKUは、Ryzen 3000シリーズと同様に7nmプロセス製造のZen2アーキテクチャに基づく。Vega GPU統合製品も用意される。

 米AMDクライアントコンピュート上級副社長兼ゼネラルマネージャーのSaied Moshkelani氏は、同製品群はビジネスの生産性を向上させ、完全なシステムメモリ暗号化、専用のオンダイセキュリティプロセッサなどの保護機能を提供するとしている。

 製品のおもな仕様は以下のとおり。

GPU非搭載モデル
モデルコア/スレッドTDPブースト/ベースクロックL2+L3キャッシュ
Ryzen 9 PRO 390012/2465W4.3GHz/最大3.1GHz70MB
Ryzen 7 PRO 37008/1665W4.4GHz/最大3.6GHz36MB
Ryzen 5 PRO 36006/1265W4.2GHz/最大3.6GHz35MB
GPU統合モデル
モデルコア/スレッドTDPブースト/ベースクロックL2+L3キャッシュGCU(グラフィックスコア数)
Ryzen 5 PRO 3400G4/865W4.2GHz/最大3.7GHz6MB11 CUs
Ryzen 5 PRO 3400GE4/835W4GHz/最大3.3GHz6MB11 CUs
Ryzen 3 PRO 3200G4/465W4GHz/最大3.6GHz6MB8 CUs
Ryzen 3 PRO 3200GE4/435W3.8GHz/最大3.3GHz6MB8 CUs
Athlon PRO 300GE2/435W3.4GHz/最大3.4GHz5MB3 CUs

 HPは、デュアルM.2ドライブ機能を搭載した「EliteDesk 705 G5 Small Form Factor」を9月に669ドルで、小型なUSFF(Ultra Small Form Factor)PCの「EliteDesk 705 G5 Desktop Mini」を11月に679ドルで発売。

 Lenovoは「ThinkCentre M75s-1/M75q-1」を投入予定で、SFF製品では12コア搭載モデルも用意する。