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NVIDIA、GeForce GTXでもレイトレ対応となるビデオドライバ公開

スター・ウォーズのキャラクターを使ったレイトレのデモ画像

 米NVIDIAは11日(現地時間)、これまでGeForce RTXシリーズでのみ対応可能だった、レイトレーシングをGeForce GTXシリーズでも利用可能にする新しいビデオドライバを公開した。

 新たに対応するのは、GeForce GTX 1060/1070/1080/1660シリーズ(Ti含む)。新ドライバは、DirectX 12に導入されたDXRによるレイトレーシングに対応し、対応ゲームでリアルタイムレイトレーシングが可能となる。

 対応ゲームでは、反射、影、グローバルイルミネーション、アンビエントオクルージョンといった光の再現手法にレイトレーシングを活用し、より写実的な表現が可能となる。なお、これら、反射や影など、レイトレーシングをどの表現手法に適用するかはゲームによって異なっており、たとえばBATTLEFIELD Vは反射、SHADOW OF THE TOMB RAIDERでは影、METRO EXODUSではグローバルイルミネーションとアンビエントオクルージョンに利用している。

レイトレでの反射と影表現を実装したATOMIC HEARTの画面写真
レイトレでの反射と影表現を実装した逆水寒の画面写真
レイトレ対応ゲームと実装手法

 すでにNVIDIA自身によるレイトレーシング適用時の性能も公開されている。これによるとGTX 1080 Tiでも、RTX 2060に大きく水をあけられている状況であるため、画質は向上するものの、性能についてはGTXユーザーは過度の期待は寄せないほうが良さそうではある。

BATTLEFIELD Vのベンチマーク結果
METRO EXODUSのベンチマーク結果
SHADOW OF THE TOMB RAIDERのベンチマーク結果
ATOMIC HEARTのベンチマーク結果
3DMarkと逆水寒デモのベンチマーク結果
高度反射とアンビエントオクルージョンを使った場合のベンチマーク結果