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GIGABYTE、AORUSブランドを補完する144Hz/FreeSync対応ゲーミング液晶「AD27QD」

AD27QD

 日本ギガバイト株式会社(GIGABYTE)は、ゲーミングブランド「AORUS」の“最後のピース”を埋めるゲーミング液晶ディスプレイ「AD27QD」を、3月28日よりツクモ各店で先行販売を開始する。価格は69,800円。

 GIGABYTEはAORUSブランドで、ゲーミング製品のトータルソリューションの提供を目指している。先行したマザーボード、ビデオカードに続き、メモリ、そして海外を中心にケース、電源、キーボード、マウス、ヘッドセット、SSDなどを提供してきた。今回の液晶ディスプレイの投入により、CPUを除くすべてのPCコンポーネントでAORUSブランドを提供できることになる。

 そのAD27QDだが、じつはCES 2019において先行で展示されたもの。それ以降多くのメディアから高い評価を得てきたのだが、ようやく日本でも販売される運びとなった。

 ゲーミング向けの特徴としては、独自のバックライト制御でモーションブラーを低減する「エイムスタビライザー」、CPUやGPUの各種情報をオーバーレイで表示する「ダッシュボード」、暗所の視認性を高める「Black Equalizer」、ホットキーなどでタイマーをセットしたり、クロスヘア(照準)を中央に表示する「ゲームアシスト」などを搭載する。

 独自のWindowsユーティリティ「OSD Sidekick」を利用すれば、本来OSDで設定する輝度やコントラストといった画質設定を、キーボードやマウスで操作できる。このユーティリティはリアルタイムに設定が反映されるのが特徴。なお、利用には本体とPCをUSBで接続する必要がある。

 また、OSD Sidekickにはアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能も搭載しており、バックグラウンドでBGMなどを再生していても、ユーザーの声だけを拾い上げることができる。ちなみにこの機能の利用には、ヘッドセットをディスプレイに接続する必要がある。

 TUV Rheinland認証のブルーライト軽減機能を備えているほか、フリッカーフリーのバックライトを採用。常時1.5Aで出力可能なスマートフォン充電用USBポートも備える。スタンドにはハンドルがついており、本体を容易に持ち運べるほか、左右20度ずつのスイベル、右90度のピボット、130mmの高さ調節、および-5度~21度のチルトが可能。

 本体背面は、獲物を狙って急降下するはやぶさをモチーフとしたデザインを採用。RGB LEDライティングを備えており、GIGABYTE独自のライティングシステム「RGB Fusion 2.0」をサポートし、ほかのパーツと発光を同期させられる。

モーションブラーを軽減するエイムスタビライザー機能
タイマーなどを表示できるゲームアシスト
CPU/GPU使用率や温度を表示するダッシュボード
Windows上からマウスとキーボードを使って各種設定が可能なOSD Sidekick
物を狙って急降下するはやぶさをモチーフとした背面デザイン
RGB Fusion 2.0対応のRGBライティングを搭載する
RGB Fusion 2.0によりマザーボードなどと設定を共通化できる
アクティブノイズキャンセリング機能も搭載する

 そのほかのおもな仕様は、解像度が2,560×1,440ドット、表示色数が約10億7,300万色、色域がDCI-P3比95%、MPRT応答速度が1ms、リフレッシュレートが144Hz、輝度が350cd/平方m、コントラスト比が1,000:1(最大1,200万:1)、視野角が178度。パネルはInnolux製のIPSで、AMD FreeSyncをサポートする。

 インターフェイスはDisplayPort、HDMI×2、USB 3.0 Hub×2、音声入出力。本体サイズは614.9×236.9×484.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8kg。

 なお、AORUS液晶ディスプレイラインナップについては今後も継続して開発し、年内に24型の普及価格帯モデル、および27型の湾曲モデルを投入。2020年には32型や49型といった大型モデルも投入し、ミドルレンジ~ハイエンドを充実させていくとしている。

液晶ディスプレイのロードマップ