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Intel、TDP 320Wに達した72コアのx86プロセッサ「Xeon Phi 7295」

Xeon Phi

 Intelは、同社の製品情報サイト「Intel ARK」で、メニーコアプロセッサ「Xeon Phi Processor x205」ファミリの情報をひっそり公開した。発売日は2017年の第4四半期とされている。

 Knights Landingの改良版にあたる、Knights Millを採用。2016年第4四半期に発表されたXeon Phi Processorと同じXVLCLGA3647パッケージを採用し、14nmプロセスで製造される。これまでサポートされていなかった「VT-x」、「VT-d」、「EPT」といった仮想技術に新たに対応した。加えて、AVX512命令を拡張し、新たに「AVX512_4FMAPS」、「AVX512_4VNNI」、「AVX512_VPOPCNTDQ」をサポートした。

 ラインナップは3種類で、最上位の7295は72コアで、1.5GHz~1.6GHz駆動、L2キャッシュが36MB、TDPが320W。中位の7285は68コアで、1.3~1.4GHz駆動、L2キャッシュが34MB、TDPが250W。下位の7235は64コアで、1.3~1.4GHz駆動、L2キャッシュが32MB、TDPは250Wとなる。いずれもメモリはDDR4を採用し、メモリチャネルは6。

 ちなみに7295は、従来の最上位にあたる7290Fと比較すると最大周波数が100MHz下がっているが、TDPが60W増加している。