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iRobot、ルンバが収集した情報の販売を否定
2017年7月31日 15:47
米誌ZDNetは28日(米国時間)、iRobotのCEOであるコリン・アングレ氏が同誌に対し、「ロボット掃除機ルンバで収集した家屋内のマップデータをiRobotが販売する」という先日の報道を明確に否定したことを報じた。
ロイターの報道に端を発するプライバシーについての懸念に対し、アングレ氏は「iRobotは顧客のデータを販売することはない」とし、「対応した他社のスマートホーム製品とデータを共有する目的で、ユーザーの同意に基づき、他社に対して無償で供給される」とし、セキュリティやプライバシー上の懸念を否定したという。
ロイターの当初の報道は誤解によるもので、顧客の情報を販売すると明言したことは決してないということだ。そのため、現在ではロイターの記事も「販売」から「マップ情報をユーザーの同意に基づき共有」という表現に改められている("ロイターの記事(英文)")。
アングレ氏はさらに、ルンバに搭載されているカメラはコントラスト比によって屋内での位置をトラッキングするためのカメラであり、低解像度であるためにプライバシーの問題などは考えにくいこと、ネットワーク機能を持ったモデルでもクラウドに送信されるデータは限られていることなどをZDNet誌に明らかにしている。