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降りるときのエネルギーを登るときに再利用し、足への負担を大幅軽減するアシスト階段

 米ジョージア工科大学とエモリー大学の研究者は12日、利用者が降りるときのエネルギーをため込み、登るときに解放することで、昇降時の足への負担を軽減する「エネルギーリサイクル階段」を発表した。

 この階段は、内部にバネを装備しており、降りようとして階段に乗ると、バネが縮んでで緩やかに階段面が沈み込み、次の断面と同じ高さになったところでロックがかかる。これにより、足首にかかる荷重を26%低減できる。

 また、登ろうとして階段に乗ると、表面の圧力センサーが検知し、ラッチを解除してバネで階段面を持ち上げるため、膝にかかる負荷を37%減らすことができる。

 基本的に降りるときのエネルギーを登るときに再利用しているため、低消費電力で動くほか、既存の階段に装着することも可能という。