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カシオ、割り算の余りを一発で計算できる電卓

 カシオ計算機株式会社は、「余り」をワンタッチで表示する割り算が可能な電卓「余り計算電卓 MP-12R」を21日に発売する。価格はオープンプライス。

 一般的な電卓で割り算を行なう場合、商(割り算の答え)が整数ではない場合は当然小数点以下を表示する。余りを求める場合、複数回計算したり、ボタンを押したりしなければならない。しかし、商が整数で余りを表示しなければ意味を持たない計算も数多く存在する。

 この電卓は「÷余り」キーを搭載することで、商と余りを同時に表示でき、通常の電卓で余りを求めるよりも計算回数を減らすことができるようになる。調剤薬局や物流倉庫といった割り算を日常的に行なう現場で役に立つとしている。

 このほか、勤務時間や給与などの計算に便利な「時間計算機能」や、消費税込・税抜計算が容易におこなえる「税計算機能」などを搭載。太陽電池とCR2032リチウム電池併用の「TWO WAY POWER」を採用したほか、103×147×28.8mm(幅×奥行き×高さ)の“ミニジャストサイズ”が特徴。

 計算桁数は12桁。余りのある割り算の計算に加え、加減乗除計算、パーセント計算、定数計算、概数計算などが可能。6分で自動的に電源がオフになる機能も備える。重量は115g。