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ゲームボーイアドバンスをRaspberry Piベースのゲーム機に改造するキット

Freeplay Zero

 クラウドファンディングサイトのKickstarterで、手持ちのゲームボーイアドバンス(GBA)をRaspberry Piベースのゲーム機に改造するためのキット「Freeplay Zero」が出資を募っている。

 6月14日現在、既に147人の出資者から目標額である18,000ドルを超える2万ドル超の融資を受けている。キットを入手するための最少出資額は79ドルで、出荷は2017年9月以降。

 Freeplay Zeroは、ユーザー手持ちのGBAの“ガワ”を利用し、そのなかに「Raspberry Pi Zero」または「Raspberry Pi Zero W」を内蔵できるキット。ボタン類をRaspberry Piで使用するための基板や、追加のボタン、3.2型の液晶などが含まれており、GBAのガワにいくつか改造を施すだけで、Raspberry Piをベースとしたゲーム機に改造できる。

 Raspberry Pi Zeroのインターフェイス類は、GBAカセット挿入口、および通信ケーブル接続口からアクセスできるようになっている。なお、改造にはGBAのガワおよびボタンほか、3.7Vの小型バッテリ、microSDカード、そしてRaspberry Piを自前で用意する必要がある。また、はんだ付けや穴あけ用の工具も必要だ。

 現在はFreeplay Zeroのみだが、上位モデルの「Freeplay CM3」も現在開発中。こちらはSO-DIMM形状のRaspberry Pi 3を取り付けられるモデルで、Raspberry Pi Zeroより高い性能を実現できる。キットを入手するための最少出資額は149ドルで、出荷は2017年11月を予定している。

開発中のFreeplay CM3