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Windows 10の「マップ」アプリが強化、Inkによる書き込みや寄り道OKのナビ機能など

 Microsoftは5日(米国時間)、Windows 10に付属の「マップ」アプリについて、各種機能の追加を発表した。これは大型アップデートCreators Updateの一環であり、Windows Updateを通じてXbox Oneを含んだ全てのWindows 10デバイスで利用可能。

 追加された主な機能は、Windows Inkによる書き込みや、寄り道にも対応する大幅に強化されたルート探索機能、ユーザー統計およびフィードバックに基づくコンテンツの充実などがある。

 Inkによる書き込み機能は、Surfaceペン等のスタイラスによって紙の地図のような使用感が得られる。また、デバイスがスタイラス入力に対応していない場合であっても、指による操作で全ての機能が利用可能だ。

 ユーザー統計や外部サービスの統合によって情報はより豊富となった。具体的には、通勤先や自宅など、頻繁に訪れる場所や経路の情報によるパーソナライズや、道路上の定点カメラカメラや交通情報サービスと連携されることで、瞬時に必要な情報を参照可能とする。

複数の経由地を持つルート

 複数の経由地を持つルート検索機能も追加された。さらに、検索結果はデバイスをまたいで同期されるため、複数のWindows 10デバイスを利用している場合でもシームレスに検索結果を参照できる。

 地図サービスでは先行するGoogle マップに一日の長があるものの、Windows 10のマップアプリも着実に進化を遂げていると言えるだろう。