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ストリートファイターV大会@C4 LANで想定外のプロゲーマー ネモ氏乱入。4K修行僧、秒殺の洗礼を受ける
2017年5月5日 06:00
東京・浅草橋のヒューリスティックホール2Fにて5月3日~5日までの3日間、夜通しでLANパーティー「C4 LAN SPRING 2017」が開催されている。先だって告知したとおり、5月3日に「4K修行僧かわいがり大会」と題したストリートファイターVの対戦イベントを実施してきた。
筆者はとりたててストリートファイターVがうまいわけではないが、以前の検証でお借りしたパソコン工房のゲーミングPC「LEVEL-C122-LCi7-VNR」が4KでストリートファイターVをプレイしつつ、録画もできるということで、4Kの布教活動がてら参加した次第だ。
かわいがり大会自体は誰でも参加可能だったが、C4 LANは有料のイベント。早々にチケットは完売しており、多くの参加者は、友人とのオフライン対戦など、もともとなにかしらの目的があって参加しているという状況から、正直、かわいがり大会に来てくれる方は、関係者を除きほとんどいないのではと心配していた。
実際、最初の対戦相手となっていただいたのは、マウスコンピューターのG-Tune担当者だった。彼はなかなかの巨漢で、威圧感もあり、ストリートファイターVのプレイ経験もあると聞いていた。初戦ということもあり、ややおっかなびっくりで対戦したが、ふたを開けるとただの見かけ倒し。キャラもエドモンドホンダあたりかと思ったけど、見かけに似合わない小柄な女性のキャミィ。真空波動拳のコンボを決め、さくっと処理させていただいた。「おや? 接待してくれたのかな?」とも思ったものの、対戦後、景品を渡すとき、彼の目が若干潤んでいたのを筆者は見逃さなかった。
間を置かずして、次の対戦者が横に着席してくれた。どんな人だろうと、横目で見ると、こちらも長身の方で、「ははーん、また見かけ倒しかなぁ?」など内心思いつつ、顔を拝見すると、なんとあの「ネモ」氏ではないか!
ネモ氏は、ALIENWAREと契約しているプロゲーマーで、去る3月に開催されたストリートファイターVのリーグ戦イベント「TOPANGA LEAGUE Season 6」で名だたるプレイヤーを倒し優勝を手にした覇者だ。
C4 LANに会場入りしたとき、ネモ氏がいるのをたまたま見かけていたのだが、面識もないし、「ああ、なにかのイベントに呼ばれたのかな」くらいに思っていたところ、どこでこのかわいがり大会のことを聞きつけたのか、参加してくれた。
対戦結果はというと、試合中、自分のキャラは常に浮かされてるか、寝かされてるかのどちらかという惨憺たる状況。2ラウンド目にいたっては19秒でKOという、かつて経験したことのない短時間で幕を閉じた。かわいがりを超えた初心者なぶりに軽い恐怖も覚えたが、対戦後、本記事への写真掲載を快諾していただいたほか、アシスタントとして参加してくれた勝又楓ちゃんの春麗コスプレにも触れつつ「いいイベントですね」とコメントしてくれるなど、対戦での豪腕ぶりとは裏腹に物腰柔らかな紳士。ネモ氏、揉んでくれて、ありがとうございました。
その後、気を取り直し、4Gamer.netのライター、マイナビニュースの記者を血祭りに上げ、調子づいたところで、週刊アスキーの副編集長に破れてしまった。この遺恨はどこかで果たしたい。
そんな感じで、4~5人の関係者と対戦を終えたところで、一般の方はやっぱり来ないかなと思っていたが、最終的には20人の方が対戦に参加してくれた。戦績は14勝6敗で、思いのほか勝ててしまった。
と言っても、「ストリートファイターIVはやってたけど、Vは初めて」とか「鉄拳はやってたけど、ストリートファイターは初」という方も何人かおり、誇れる結果というわけではない。ただ、友人が見守る中、技を出したり食らったりするごとに歓声をあげながらプレイする人も多く、このあたりにゲームイベントらしさを感じた。
かわいがり大会は1日限りだが、本日5日もC4 LANは開催している。当日券の販売もあるそうなので、興味のある方は足を運んでみてはいかがだろう。C4 LAN Spring 2017全体の様子は僚誌Game Watchの記事を参照いただきたい(LANパーティ「C4 LAN 2017 SPRING」ゲームコミュニティの祭典で盛り上がる)