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ソニー、壁や机をタッチして使えるプロジェクタ内蔵Android機「Xperia Touch」
2017年4月20日 13:00
ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社(以下ソニーモバイル)は、同社が各種展示会などで試作機を公開し、2月にスペインで行なわれた「MWC 2017」で正式発表した「Xperia Tocuh」の日本向け製品(G1109)を、6月よりソニーストアおよび家電量販店で販売開始すると明らかにした。税別直販価格は149,880円。
SXRDベースの超短焦点プロジェクタを内蔵し、タッチ操作が可能
「Xperia Tocuh」は、SoCにQualcomm Snapdragon 650を搭載したAndroidデバイスで、内蔵されているポータブル超短焦点プロジェクタを利用して、壁や机などに画面を投射して利用する。
Xperia Tocuh(G1109)のスペック(ソニーモバイルの発表を元に筆者作成) | |
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SoC | Snapdragon 650(1.8GHzデュアルコア+1.4GHzクアッドコア) |
メインメモリ | 3GB |
内蔵ストレージ | 32GB |
メモリカードスロット | microSDXC |
プロジェクタ方式 | SXRD・三原色液晶シャッター投射方式 |
表示素子 | 0.37型 SXRD×1 1,366x768ドット |
フォーカス | 電動(オートフォーカス) |
投影画面サイズ | 約23型~80型 |
光源 | レーザーダイオード |
ルーメン | 100lm |
最大コントラスト | 4,000:1 |
タッチ方式/マルチタッチ | 赤外光検知型/最大10点 |
Wi-Fi | IEEE 802.11ac |
Miracast | 対応(ソース/シンク) |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 |
NFC | ○ |
カメラ | 1,300万画素 |
センサー | マイク/加速度/地磁気/GPS/ジャイロ/照度/気圧/気温/湿度/人感 |
I/O | HDMI (Type-D/入力)/USB Type-C (USB PD対応/データ) |
バッテリー | 内蔵リチウム(1時間駆動) |
スピーカー | 2-wayステレオスピーカー |
OS | Android 7.0 |
最大の特徴は、ソニーの液晶ディスプレイデバイス「SXRD」を採用したポータブル超短焦点プロジェクタを内蔵していること。
オートフォーカス機能を内蔵しており、置くだけで壁か机に画面を投射して、自動で焦点が調整されてクリアな画面表示が可能になる。表示画素としては1,366x768ドットで、100lmの明るさとなっている。
画面は23型サイズと80型サイズを切り換えて表示ができる。
このうち、23型では本体下部に内蔵されている赤外線センサーを利用したタッチ操作が可能で、80型表示時に関しては、BluetoothやUSB接続のキーボードやマウスなど、別の操作デバイスを接続して操作することを前提としている。
タッチ操作の検知は、赤外線センサーから照射される赤外光の反射を検知する仕組みになっており、それによりユーザーの指などを検知する。最大で10点までの検知が可能で、10点マルチタッチのデバイスとして利用することができる。
ただし、通常のタッチとは異なり赤外光の反射を利用するため、横方向のマルチタッチは可能だが、センサーに対して縦方向になるマルチタッチは検出することができない。
無線関連ではWi-Fi(IEEE 802.11ac)、Bluetooth 4.2、NFCに対応している。LTEモデムなどのセルラーモデムを内蔵した製品は用意されていない。
Google Play ストアアプリが利用可能
外部入力としてHDMI端子が用意されており、手持ちのスマートフォンやPCなどをHDMIケーブルで接続して、外部プロジェクタとして利用することも可能。
ユニークな機能としては、Miracastのソース(外部のMiracastデバイスに画面を出力する側)、シンク(外部のMiracastデバイスから画面を入力される側)の両方になることが可能で、Miracastに対応したデバイスから動画を出力したり、逆に外部のTVなどに接続したMiracastのシンクに接続して、外部のテレビに画面を出力したりという使い方が可能。
また、容量は未公表だがバッテリを内蔵しており、画面出力も含めて1時間のバッテリ駆動ができる。これにより、家庭内でちょっと移動してYouTubeなどの動画を楽しんだりという使い方が可能になる。
加えて、Xperia Earと同等の仕組みを利用した音声操作機能が入っており、音声を利用した操作や検索などが可能になっている。
OSはAndroid 7.0で、Google Playストアにも対応しており、ユーザーのGoogleアカウントを利用してGoogle PlayストアからAndroidアプリケーションをダウンロードしてさまざまな使い方ができる。
前述の通り、10点マルチタッチに対応しているので、お絵かきソフトや音楽ソフトなど、一般的なAndroidアプリケーションがそのまま利用できる。また、ソニーモバイルが開発したオリジナルのウェジットもプリインストールされており、天気、メモ、家族で共有できるカレンダー、Skype通話などがウェジットから操作できる。