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国内未発売の液晶一体型PC「Surface Studio」がひっそりとイベント展示

~大塚商会「実践ソリューションフェア 2017」にて

Surface Studio

 株式会社大塚商会は、2月8日~2月10日の間、ザ・プリンスタワー東京にて「実践ソリューションフェア 2017」を開催している。

 同フェアは、大塚商会が主催するITの総合展示会/セミナーで、各種スマートデバイスや協賛企業各社のPC/サーバーなどのハードウェア、モバイル活用、節電対策、業種/業務システム、セキュリティ、Webサービス、ネットワーク、文書管理などのシステムを展示しているほか、セミナーとして各界の有識者による特別セミナーや、最新の市場動向から具体的なノウハウなども紹介されている。

会場では何体かのPepperくんが案内
メイン展示コーナー

 その展示ブースの一角に、日本未発売のペン入力/タッチ対応の液晶一体型PC「Surface Stutio」が展示されていた。2016年10月末に発表され、米国では既に発売済みの製品だが、国内での実機展示は行なわれていない。製品仕様の詳細は別記事(クリエイター向けのハイスペック28型液晶一体型PC「Surface Studio」)を参照されたい。

 Surface Studioが展示されているのは「Microsoft・Adobeソリューション」ブースで、同じく国内未発売の「Surface Dial」とともに、実機の稼働展示が行なわれている。ブースの担当者によると、今回の展示は大塚商会が独自に行なっているもので、日本マイクロソフトを経由しての展示ではないとのことだ。

 会場にいた日本マイクロソフトのスタッフによると、現時点ではまだ国内投入について明言できることはないが、同社内で国内投入に向け動いており、近く提供される予定のWindows 10大型アップデート「Creators Update」の提供時期を“1つの目安”として考えて欲しいとのことだった。

 フェアの事前申し込みは終了しているため、一部セミナーの参加はできないが、フェア自体の入場は無料で、満席でないセミナーにも参加できる。広報担当者によると「ビジネスに関係する方であれば来場可」とのことで、Surface Studioを含め、フェアの内容に関心のある諸兄は足を運んでみては如何だろうか。

最も寝かせた状態
最も起こした状態
Surface Dialは結構な角度まで起こしても吸着してくれる
展示機の仕様
Surface Dialはデスクトップでも音量調整や明るさ変更のメニューが使用可能で、Windows 10自体既にDialに対応しているようだ。OSのビルドは14393.693だった
ペン入力のSurface Dial対応のUWPアプリ「Sketchable」によるデモ
Surface Dialを使用したズーム/回転
描画色変更
Undo/Redo操作
Surface DialはBluetooth接続で単4型電池2本で動作。回転させた際のホイールノッチ再現や、長押し時にはフィードバックがある。裏面は磁石などではなく吸着素材を採用