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G Suite版GmailでJavaScriptファイルの添付が禁止に

〜.jsファイルを含むZIPなども対象

 Googleは25日(米国時間)、法人向けのクラウドサービスのG Suiteにおいて、Gmailでの拡張子「.js」(JScriptファイル)の添付を2月13日より禁止すると発表した。

 これにより、Gmailに添付されている.jsファイルを開くことも、メールに.jsファイルを添付することも不可能になる。これは悪意のあるスクリプトファイルを経由した攻撃手法など、セキュリティ上のリスクを懸念したもので、従来も「.exe」や「.scr」、「.bat」の拡張子のファイルなどが同様にブロックされており、ZIPなどのアーカイブにそれらのファイルが含まれていた場合も同様に添付できず、パスワードがかけられた暗号化アーカイブも禁止されていた。

 近年、ランサムウェアなどに代表される法人を標的にした攻撃に対する警戒感が高まっており、その流れを汲んだものだと思われる。Googleは、それらのファイルで安全の確認されているものをやり取りする場合は、Google DriveやGoogle Cloud Storageを代わりに使うことを推奨している。