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JDI、消費電力を抑えた5型クラスのWQHD液晶モジュールを量産開始

 株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)は19日、WQHD(2,560×1,440ドット)解像度の5型クラスの液晶ディスプレイの量産を開始したと発表した。

 同製品は、従来製品と比較してパネルの消費電力を低減し、ディスプレイの高精細化と低消費電力化を両立させることで、市場需要に応えた製品であるとしている。

 課題となっていた低周波(30Hz)時の表示のちらつきを構成材料の工夫により解決し、場面に応じて駆動周波数を従来用いていた60Hzから30Hzへ切り替えることで、パネル消費電力の低減を実現したという。

 また、独自の第2世代インセルタッチ方式「Pixel Eyes」により、更なる狭額縁化や黒の表現力向上、濡れた手で触れても誤動作しにくいとする。搭載するドライバICは、フルHD(1,920×1,080ドット)からWQHDのアップスケーリング機能を備えており、スマートフォンメーカーは、より効率的に製品開発を行なえるとしている。

 そのほかの仕様は、パネル駆動方式は光配向IPS(Neo-IPS)で、画面輝度は500cd平方m、色再現域はNTSC比96%、コントラスト比は1,500:1。