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Imagination、前世代比で4倍の演算性能を謳うスマホGPU「PowerVR Series8XE Plus」

8XE Plusシリーズのダイアグラム

 英Imagination Technologiesは17日(現地時間)、スマートフォンなどのモバイル向けGPUコア「PowerVR Series8XE Plus」を発表した。

 PowerVR Series8XE Plusはエントリー向けのモバイルGPUコア。Series8XE Plusでは、Series8XEからFLOPSを向上させ、1080pディスプレイを搭載するミッドレンジの端末へのステップアップを提供し、4K以上の拡張にも対応するとしている。

 クロック当たりのピクセル数(pixel per clock: PPC)が4つのSeries8XE GE8300をベースに、同PPCの前世代比で2倍のFLOPSを謳うロー~ミドルレンジモバイル端末向けの「GE8320」、PVRICと10-bit YUV対応でセットトップボックスなどを想定した「GE8325」、同比で4倍のFLOPSを謳うミドル~ハイエンドモバイル端末向けの「GE8340」の3つのIPを用意。OpenCL1.2 EP、OpenVX1.1、OpenGL ES 1.1/2.0/3.2、Vulkan1.0といったAPIに対応する。

 加えて、今回のSeries8XE Plusでのアーキテクチャの強化はSeries8XEシリーズにも提供され、1PPCの「GE8100」、2K/4K解像度のディスプレイで必要とされるスループットが大幅に向上した8PPCの「GE8430」が新たにラインナップへ追加された。

 Series8XE Plusシリーズは、既に低価格スマートフォンやタブレット、セットトップボックス、TV、自動車など向けに複数の顧客へライセンスを開始しており、今回より一般ライセンスも提供する。