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2016年度上期の国内PC出荷台数が5半期ぶりにプラスに転じる

~MM総研調べ

 MM総研は21日、2016年度上期(4~9月)における国内PC出荷台数などを公開した。

 これによれば、上期のPC総出荷台数は前年同期比2.3%増の485.2万台で、出荷金額は0.2%増の4,144億円とプラス成長。OS更新特需で沸いた2013年度下期以来、5半期ぶりの成長となった。

 ただ、量販店および個人向けWeb直販の出荷は11.7%減の181.2万台で、逆に法人直販/販売店は13.1%増の304万台となり、法人向け市場の牽引がうかがえる結果となっている。

 MM総研によれば、今回の法人需要での増加はWindows 7の最終需要を取り込んだものであり、PC市場の本格的な回復には個人向けPC/タブレット市場では浸透が進んでいるWindows 10の法人利用を一層加速させる必要があるとしている。

 メーカー別シェアでは、1位がNEC レノボグループで25.6%、2位は富士通の17.3%、3位は東芝の13.1%となり、次いでHP、Dell、Apple、パナソニックとなった。詳細は下表の通り。

2016年度上期のメーカー別シェア
円グラフ