富士通、Aniversary Updateに対応させた15.6型ノート3機種

AH53/A3(ホワイト)

　富士通株式会社は18日、FMVブランドの新モデルとして、15.6型ノートPC 3機種と、27型および23型の一体型デスクトップPCを2機種を発表した。今回のモデルではWindows 10の最新ビルドであるAniversary Updateが適用されている。

LIFEBOOK AHシリーズ

　更新がかかったのは、LIFEBOOK AHシリーズで、スペック違いで「AH53/A3」、「AH45/A3」、「AH42/A3」の3機種を用意。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は順に20万円強、17万円前後、14万円強。発売時期はAH53/A3とAH45/A3が11月10日、AH42/A3は10月20日となっている。

　AH53/A3は既存のAH90およびAH77の下に位置する製品で、AHシリーズの中では中位に位置するモデル。前機種AH53/Xに変更を加え、Office 2016、ATOK 2016、写真/動画編集ソフトを搭載。筐体の形状は変わらないものの、ホワイトモデルはデザインが若干変更され、本体裏面もホワイトの着色が入った。

　広視野角のフルHD液晶、オンキヨー製ハイレゾスピーカー、ハイレゾ対応ヘッドフォン端子の搭載などを特徴とし、Waves MaxxAudio技術によって臨場感のあるサウンドを提供している。

　キーボードはキー位置によって3段階の押下圧が設けられており、長時間の入力作業でも疲れにくいように設計。キーストロークは約2.5mmと深めに作り、キーの列ごとに階段状の段差を設けることで入力ミスを軽減。キーは中央が窪んだ球面シリンドリカルキートップで、指にフィットしやすいとする。

　AH53/A3の下位モデルとなるAH45/A3も同じく、Office 2016、ATOK 2016、写真/動画編集ソフトを搭載。AH42/A3については新色のゴールドモデルがラインナップに加わっている。両モデルともAH53/A3とほぼ同じ仕様のキーボードを採用しているが、キーがプリズムクリアタイプでない点が違いとなっている。

AH53/A3

レッド

ブラック

AH45/A3

ホワイト

レッド

ブラック

AH42/A3

ゴールド

ホワイト

レッド

ブラック

ESPRIMO FHシリーズ

FH90/A3

　一体型デスクトップのESPRIMO FHシリーズでは、27型の「FH90/A3」と23型「FH52/A3」をラインナップ。前者は税別店頭予想価格23万円強で11月17日に発売、後者は同16万円強で10月20日発売となっている。

　久々の大型モデルの更新となったFH90/A3は、約7mmの狭額縁を採用した27型の高輝度液晶ディスプレイを搭載。動画や写真の表示時に自動的に画質を調整して見やすくする「オートモード」を備え、キーボードのワンタッチ操作でウィンドウを自動整列させる大画面での閲覧効率を向上させる機能を装備する。

　画面下部には4W+4Wで大型のPioneer製2.1チャンネルスピーカーと10Wのサブウーファーを内蔵。ハイレゾの高音質と重低音を両立した。ヘッドフォンアップも備えており、ノイズやゆがみが少ないというTexas Instruments製の高性能チップを採用している。

　使いやすさを優先した前面インターフェイス群も特徴で、電源ボタン、HDMI入力切り替え、ヘッドフォン/マイク、USB、SDカード、BDドライブの全てを本体前面に設置。また、Windows Helloをサポートしており、普段は本体上部に収納されているスライド式のWebカメラによって顔認証を利用できる。

　一方のFH52/A3は、既存のFH53/YDの使いやすさを引き継いだモデルとなっており、TVチューナーなどを非搭載とすることで価格を抑えている。

FH52/A3