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Raspberry Piで気象情報監視やリモコンカメラを制御できる拡張モジュール

PiCCASO

 株式会社ビット・トレード・ワンは、Raspberry PiでIoT実験を可能にする拡張ボード2種類を10月8日に発売する。価格はオープンプライス。

 1つは測距・湿度・温度・気圧センサーなどの複合センサーを搭載した「PiCCASO」で、もう1つはRCサーボモーターを制御する「サーボモーター制御拡張モジュール」。店頭予想価格は前者が6,980円、後者は2,980円の見込み。

 なお、本製品はCQ出版株式会社発行のトランジスタ技術2016年11月号との連動企画により実現したもので、同号付属の基板を組み立てるための部品セットの販売も行なう。こちらの価格は前者が5,480円、後者は1,680円となる。

 PiCCASOは、Raspberry Pi 2 Model Bおよび同3 Model Bに対応。測距センサーによる人感センサーで人物や物の接近を検知したら音声を出力したり、温度/湿度/気圧の複合センサーで気象情報をモニタするといった使い方が可能。マイコンプログラムの学習に最適とする。

 拡張モジュールには、16文字×2行表示可能なバックライト付きディスプレイ、ステレオミニジャック、スイッチ3点、1Wパワーアンプ4点などが実装されている。

 本体サイズは92×55×40mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。

サーボモーター制御拡張モジュール

 もう一方のサーボモーター制御拡張モジュールは、PWM制御でRCサーボモーターを扱うためのモジュールで、トランジスタ技術2016年11月号ではリモコンカメラを作成するための部品として利用。カメラモジュールを組み合わせることで上下左右にカメラがスムーズに動き、スマートフォン/タブレットからブラウザによる遠隔操作ができる。

 対応するRaspberry PiはPiCCASOと同様。サーボモーター接続コネクタ2点、スイッチ3点、LED 2点を実装。サーボモーターおよび接続ケーブルは付属していない。

 本体サイズは55×58×15mm(同)、重量は約18g。