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「嫁が出てこないなら会いに行けばいいじゃない」
PCベースのVRをテーマにしたムックが発売

~アミューズメント施設やアダルトゲームなどのVRコンテンツのレポート、VR向けビデオカード選び、PC自作例なども

 テレビとかディスプレイとか平面の中にいて、婚姻届が提出できなくても、誕生日やクリスマスにデコったケーキを用意して、毎年その女性をお祝いしていたら、それってもう「嫁」です。

 技術革新がスゴいITの世界にいたら、そのうち嫁が画面から出てくるんじゃないかと期待したくなる気持ちも分かりますが、出てきません。現実は非情である。

 そこで頭のいい人は考えました。「嫁が出てこないなら会いに行けばいいじゃない」と。

HTC Vive、Oculus VR RiftといったPCベースのVRシステムの登場で、「向こう側」にダイブできる日が来たのです。現実なんてもうどうでもいいや!

圧倒的な没入感はPCによるVRでこそ買わなくても楽しめるアトラクション情報も

 DOS/V POWER REPORTの別冊として、HTC ViveやOculus VR Riftなど、PCベースのVRをテーマにした「VR² Vol.1[ブイアールブイアール]」が9月29日に発売されます。

 1,000円前後から購入できて、スマートフォンを装着するだけで使える簡単な作りのVRグラスから、VRシステムだけで10万円前後する上に、動作させるPCも15~20万円程度の出費が必要というハイスペックなものまで、VR環境はまさにピンキリで、体験できる内容にも大きな差があります。

 スマホVRでも360度の景色を眺められる動画があったり、ゲームがVRモードに対応していたりと、一通りのVR体験はできますが、絶対的なマシンパワー不足やVRヘッドセットの完成度の低さが原因で、没入感は不十分です。一方、ViveやRiftによるVRは、映像の解像度や追従性、インタラクション性など、すべての面で体験の質がまったく異なります。VRであると分かっていても、演出しだいでは恐怖で足がすくんだり、リアルな存在感を味わえたりと、圧倒的な没入感を実現できるのです。

 こうした「PCベースのVR」について、コンテンツとハードウェアの両面から解説したのが本書です。どのVRシステムを買おうか迷っている方でも、VRって言葉しか知らないよ! という方でも、最新のVR事情とその楽しみ方が分かります。

 コンテンツについては、PC向けのVRゲームはもちろん、東京ジョイポリスやダイバーシティ東京プラザで展開しているVRアミューズメント施設や、VR対応の映像配信サービス、VR対応のアダルトゲーム、VRに特化した展示会、実際にVRを体験できる店舗の紹介など、VRの今を感じられるレポートを凝縮しました。

 ハードウェア面では、GeForce GTX 10シリーズやRadeon RX 400シリーズなど、GPU別に実際のVRコンテンツでどこまでフレームレートを出せるのかを検証したテストや、各社のVR向け完成品PCのレビュー、VR向けビデオカードのカタログ、さらには編集部お勧めの最強VRマシンの作例など、DOS/V POWER REPORTの別冊ならではの情報が詰まっています。

VR向けPCではどんなCPU/GPUを選ぶべきか。誌面ではベンチマークテストを交えて解説しています

 なお余談ですが、こと「嫁」に関して言えば、キャラクターカスタマイズ性の高いVR対応エロゲであるところの「カスタムメイド3D2」や「ハニーセレクト」などで、パラメータを煮詰め続ければ近いところまで迫れるはずです。より具体的な嫁の再現法は大人の事情で誌面では触れにくいのですが、有志によって嫁の似姿を数値化したデータが公開されていたりするので、探してみてください。

誌面ではカスタムメイド3DシリーズのKISS、3Dアダルトゲームの老舗イリュージョンへの取材も敢行しました

 PC Watch読者限定無料立ち読み版はこちら

【本書の仕様】

VR² Vol.1[ブイアールブイアール]
価格: 1,780+税
発売日: 2016年9月29日(電子版近日発売予定)
ページ数: 112
サイズ: A4変形判
著者 芹澤正芳/加藤勝明/川添貴生/広田 稔/石川ひさよしほか
ISBN 978-4-8443-8157-0
インプレスで買う:http://book.impress.co.jp/books/1116102049