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ソニー、業界最長クラスの寿命を持つ2.5型SSD
2016年8月25日 14:30
ソニーは、業界最長クラスの寿命を謳った高信頼性2.5型SSD「FX-AxxxGSZ10C」シリーズを、9月上旬より産業機器および組み込み用途向けにサンプルの出荷を開始すると発表した。
容量は120/240/480/960GBの4種類を用意し、サンプル品の価格は下表の通り。
型番 | 容量 | サンプル価格(税別) |
---|---|---|
FX-A120GSZ10C | 120GB | 15,000円 |
FX-A240GSZ10C | 240GB | 23,000円 |
FX-A480GSZ10C | 480GB | 38,000円 |
FX-A960GSZ10C | 960GB | 57,000円 |
エラー訂正能力を向上させたソニー独自のアルゴリズムを採用しており、データの書き換え可能回数を増やすことで、他社同等品から約3倍の業界最長クラスの書き換え寿命を実現したという。これにより本機搭載製品はメンテナンスなどの運用費を削減可能とする。
また、SSDの記憶領域に保存されたデータをリフレッシュする「オートデータリフレッシュ機能」を搭載。フラッシュメモリの特性として、記憶セルの長期間読み出しが行なわれない場合、データを損失してしまう可能性があるが、これを防ぐことができ、データの信頼性を保持できる。
このほか、自社開発のガベージコレクション機能により、書き込み速度の急激な低下を防止可能とする。
主な仕様は、120GBモデルのライト速度が260MB/s、リードは360MB/s。残り3モデルのライト速度は510MB/s、リードは550MB/s。インターフェイスはSATA 6Gbpsとなっている。
本体サイズは100×69.85×9.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約51g~58g。
なお、以前Sony Electronics Asia Pacificが今年(2016年)2月にコンシューマ向けの2.5型SSDを発売すると発表したが、今回の製品とは関係がなさそうだ。