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“3GB版”のGeForce GTX 1060ビデオカードが登場

~6GB版よりも若干安価に

 ビデオカードベンダー各社は、NVIDIA製ミドルレンジ向けGPU「GeForce GTX 1060」の3GB版ビデオカードを同時に発表した。

 通常のGeForce GTX 1060は6GBのGDDR5を搭載しているが、今回発表された製品群はその半分となる3GBを実装。また、CUDAコアの数が1,280基から1,152基へと128基削減されている。その分価格が抑えられており、大体5,000円前後安くなっているのが特徴だ。

MSI

GeForce GTX 1060 GAMING X 3G

 MSIの「GeForce GTX 1060 GAMING X 3G」は23日に発売。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は29,800円の見込み。

 デュアルファンの冷却機構「TWIN FROZR VI」を採用したオーバークロックモデルで、従来型ファンブレードとひねりの大きな分散型ファンブレードを組み合わせた「トルクスファン 2.0」を採用。前世代のトルクスファンと比べて風圧が22%向上しており、高性能と静音性を両立させたという。低負荷時にはファンの動作が停止する「Zero Frozr」もサポートする。

 付属アプリの「GAMING APP」を使って、性能を引き出す「OCモード」、性能と静音性のバランスを取る「ゲーミングモード」、静音特化の「サイレントモード」を切り替えできることに加え、LEDの制御や動作クロック、GPU温度、フレームレートを表示させる機能も搭載。また、Androidスマートフォンからコントロールできる「Mobile GAMING APP」も利用可能。

 主な仕様は、ベースクロックが1,594MHz(OCモード時)、ブーストクロックは1,809MHz(同)。メモリクロックは8,108MHz(同)、バス幅は192bit。

 拡張スロット用インターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスは、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b、Dual-Link DVI-D。PCI Express補助電源コネクタは8ピンのみ。

 本体サイズは277×140×39mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1,017g。

GIGABYTE

GV-N1060G1 GAMING-3GD

 CFD販売から発売されるGIGABYTEの「GV-N1060G1 GAMING-3GD」は19日に発売。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は29,000円前後の見込み。

 オリジナルファンの「WINDFORCE 2X」を搭載。MSIと同じく、リファレンスよりもクロックが高いオーバークロックモデルとなる。

 主な仕様は、ベースクロックが1,620MHz(OC mode時)、ブーストクロックは1,847MHz(同)。メモリクロックは8,008MHz、バス幅は192bit。

 拡張スロット用インターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスは、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b、Dual-Link DVI-D。

 なお、PCI Express補助電源コネクタの種類、寸法および重量は現時点では不明。

玄人志向

GF-GTX1060-3GB/OC/DF

 玄人志向の「GF-GTX1060-3GB/OC/DF」は8月下旬に発売予定。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は25,980円前後の見込み。

 主な仕様は、ベースクロックが1,518MHz、ブーストクロック1,733MHz。メモリクロック8,008MHz、バス幅192bit。

 拡張スロット用インターフェイスはPCI Express 3.0 x16。映像出力インターフェイスは、DisplayPort、HDMI、DVI-D。

 PCI Express補助電源コネクタの種類と、寸法/重量は現時点では不明。