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Sapphire、“Matroxっぽい”プロ向けビデオカード

~Mini DisplayPortで最大6画面出力

GPRO 6200

 Sapphire Technologyは、AMDのGCNアーキテクチャをベースとしたGPUを採用したプロ向けビデオカード「GPRO 6200」、「GPRO 4200」を発表した。7月に出荷を開始する。

 GPRO 6200は6基、GPRO 4200は4基のMini DisplayPortを備えたビデオカード。形状や仕様などは、MatroxのAMD GPU採用製品「C680 PCIe x16」、「C420 LP PCIe x16」を彷彿とさせる。AMDのEyefinityへの対応により、マルチディスプレイを利用した広いワークスペースの構築に好適。ベゼルコレクション機能も備える。

 搭載GPUは不明だが、GCNアーキテクチャを採用しており、50W以下の低消費電力を謳っている。メモリはGDDR5 4GBで、バス幅は128bit、バンド幅は72GB/sとされていることから、Radeon R7 250Xがベースと見られる。

 両製品ともに2ボールベアリングファン付きヒートシンクを備えたアクティブ冷却を採用。Mini DisplayPortはコネクタが抜けにくいよう、ネジ穴が用意されており、専用のケーブルによりネジで固定できる「スクリューセキュアロック」になっている。

 GPRO 6200には2基、GPRO 4200には1基のMini DisplayPort→Single Link DVI変換アダプタ(パッシブタイプ)が付属。オプションでDisplayPort/HDMI 2.0/DVIアクティブ/パッシブ変換アダプタを用意。PCとの接続インターフェイスはPCI Express x16。GPRO 4200にはLowProfileブラケットも付属する。

GPRO 6200
GPRO 4200
GPRO 4200
スクリューセキュアロック
COMPUTEX TAIPEI 2016の会場でも展示されていた