ニュース
Windows 10プレビュー版「Build 14385」。数百のバグを潰して安定化を図る
2016年7月11日 12:53
米Microsoftは9日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewとして、PCおよびモバイル向けの「Build 14385」をFast ringで配布開始した。
主に改修を進めたビルドとなっており、数百のバグが修正されているという。
PC版の改善点は下記の通り。
- 「2016年7月15日に期限が切れる」というポップアップが表示されなくなった。
- Surfaceシリーズのバッテリ動作を改善。
- 音楽再生中にSpotifyが時々クラッシュする問題を修正
- Google Chromeのウィンドウを最大化した際に、ウィンドウの最上部が切り取られてしまう問題を修正
- インターネット接続共有機能の「モバイルホットスポット」を利用している場合、5GHz帯を共有して特定のWebサイトを訪問した際に、ホスト側でブルースクリーンが起きて再起動してしまう問題を修正
- 特定のVPNに接続した際に、ピンプロンプトがほかのウィンドウに隠れてしまう問題を修正。
- Edgeでウィンドウを続けて表示した際に、拡張機能「LastPass」と「AdBlock」のコンテキストメニューやステータス情報が表示されなくなる問題を修正。また、「Web Notes」を閉じたことでEdgeがハングアップする問題も修正した。
- ContinuumでPCにMiracast接続する際のPC自動発見機能を標準でオフにした。利用するには「設定」→「システム」→「このPCへのプロジェクション」で設定を変えられる。
なお、モバイル版ではEdgeでPDFファイルが開けるようになったほか、Lumia 830などの旧機種におけるバッテリ動作の改善、デュアルSIM端末でSIM名の設定に時々失敗する問題が修正された。
PC版の既知の問題としては、Windows Server 2016 Tech Preview 5でセキュアブート有効時に仮想マシンの起動が失敗する問題のほか、開発者モードで米国英語以外の言語を利用している場合にエラーコード「0x80004005」が表示される問題が残されている。