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Windows 10プレビュー版「Build 14385」。数百のバグを潰して安定化を図る

Windows 10 Insider Preview「Build 14385」がリリース

 米Microsoftは9日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewとして、PCおよびモバイル向けの「Build 14385」をFast ringで配布開始した。

 主に改修を進めたビルドとなっており、数百のバグが修正されているという。

 PC版の改善点は下記の通り。

  • 「2016年7月15日に期限が切れる」というポップアップが表示されなくなった。
  • Surfaceシリーズのバッテリ動作を改善。
  • 音楽再生中にSpotifyが時々クラッシュする問題を修正
  • Google Chromeのウィンドウを最大化した際に、ウィンドウの最上部が切り取られてしまう問題を修正
  • インターネット接続共有機能の「モバイルホットスポット」を利用している場合、5GHz帯を共有して特定のWebサイトを訪問した際に、ホスト側でブルースクリーンが起きて再起動してしまう問題を修正
  • 特定のVPNに接続した際に、ピンプロンプトがほかのウィンドウに隠れてしまう問題を修正。
  • Edgeでウィンドウを続けて表示した際に、拡張機能「LastPass」と「AdBlock」のコンテキストメニューやステータス情報が表示されなくなる問題を修正。また、「Web Notes」を閉じたことでEdgeがハングアップする問題も修正した。
  • ContinuumでPCにMiracast接続する際のPC自動発見機能を標準でオフにした。利用するには「設定」→「システム」→「このPCへのプロジェクション」で設定を変えられる。

 なお、モバイル版ではEdgeでPDFファイルが開けるようになったほか、Lumia 830などの旧機種におけるバッテリ動作の改善、デュアルSIM端末でSIM名の設定に時々失敗する問題が修正された。

 PC版の既知の問題としては、Windows Server 2016 Tech Preview 5でセキュアブート有効時に仮想マシンの起動が失敗する問題のほか、開発者モードで米国英語以外の言語を利用している場合にエラーコード「0x80004005」が表示される問題が残されている。