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GTX 980より安くて速い「GeForce GTX 1060」

~1,280CUDAコア内蔵で249ドルより

「GeForce GTX 1060」

 米NVIDIAは、「Pascal」アーキテクチャを採用するミドルレンジGPU「GeForce GTX 1060」を発表した。日本を含む全世界で7月19日(日本は22時)より発売予定で、米国での価格は通常版が249ドル、Founders Edition(NVIDIA直販のみ)は299ドル。

 ミドルレンジの「x60」クラスながら、前世代ハイエンドのGeForce GTX 980に勝るとも劣らない性能を実現したとするGPU。エネルギー効率では2倍となる。また、価格面でも249ドルよりと、安価に設定されている。

 主な仕様は、CUDAコア数が1,280基、Boostクロックが1.7GHz、メモリは6GBのGDDR5で、速度は8Gbps。実物から推測するに、バス幅は192bitとみられ、このためバンド幅は192GB/secとなりそうだ。コアクロックは2GHzまでオーバークロック可能としている。外部電源は6ピンで、TDPは120W。ディスプレイ出力は、DisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b、Dual Link DVIを備える。

 GeForce GTX 1080と1070は「GP104」コアを採用するが、1060は小規模になる「GP106」を採用する。SLIには非対応。

 なお、ゲーム内で視点を自由に変更し画面写真を撮る「Ansel」機能は7月に公開されることになった。まずは、「The Wichter 3」が、続いて「Mirror's Edge Catalyst」が対応する予定。

カード側面
ファン部アップ
カード背面
I/Oガスケット
後部
NVIDIA純正化粧箱
GeForce GTX 1080との比較
1060はややカードが短い
I/Oブラケットは同じ仕様