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氷付けにされても動き続けるタフパッド

~パナソニック、神戸工場にて製品発表会を開催

 パナソニックが、頑丈タブレットや頑丈パソコンで知られるタフパッドシリーズを刷新、FZ-A2他4シリーズを発売した(パナソニック、世界最軽量880gの10.1型頑丈タブレット)。

 新製品発表会は、兵庫県神戸市の神戸工場で開催された。冒頭、AVCネットワークス社常務ビジネスモバイル事業担当(兼)ITプロダクツ事業部長 坂元寛明氏は、同社におけるビジネスモバイル事業について説明した。

AVCネットワークス社常務ビジネスモバイル事業担当(兼)ITプロダクツ事業部長 坂元寛明氏

 同社ではB2Bの顧客、航空/鉄道、警察/消防、保守/メンテナンス、自動車、小売り/外食、物流などのモバイルワーカーの業務革新に貢献することを目指しているとしながらも、コンシューマも思われているほど割合が低いわけではないとアピールしていた。

 同社モバイル事業の主要商品としては、タフブック、タフパッド、レッツノート、決済端末・ICカードライター/リーダ、フィーチャーフォンなどがある。13型以下の画面を持つPCでは、レッツノートのシリーズは国内シェアナンバーワンを誇る。近年、国内各社が苦戦するなかで、狙った領域でトップを走る。

 特に今年度は、タフシリーズを強く訴求していきたいとしている。日本ではこれからという市場だが、そこに道が拓かれようとしているようだ。その理由として、堅牢タブレットで3kgを超えるようなものでは、日本人には重すぎた。だが、それがついに1.7kgとなった。さらに、今日の発売製品は1kgを切り、約880gというところまできた。

 これでついに、日本のモバイルワーカーに受け入れられる時が来たといえる。だからこそ、今、日本での立ち上げに積極的に取り組みたいと坂元氏は語った。さらに、昨年はアメリカ市場で苦戦していたタフブックを、もう一度立ち直したいという。

 新製品の発表では、24時間水の中に沈められ、氷に封じ込められた新製品「FZ-A2」を、氷を割って取り出し、電源を入れて正常に稼働する様子のデモンストレーションも披露され、その堅牢さ、タフさがアピールされた。

 発表会後には、新たなシナリオでレイアウトされた工場見学会も実施された。その詳細については追ってレポートしたい。

氷に封じ込められたFZ-A2
取り出して正常動作を確認