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エプソンのプリンタ技術が、松本山雅FCを強力にサポート。試合を勝利へと導いた。

 サッカーJ2リーグの「松本山雅FC」のオフィシャルユニフォームスポンサーであるエプソンは、2016年6月4日、長野県松本市のアルウィン(松本平広域公園総合球技場)で開催された2016 明治安田生命J2リーグ第16節「松本山雅FC対キラヴァンツ北九州」において、同社のプリンタを活用した選手紹介横断幕などを掲示。この日のために制作したオリジナル応援フラッグを1万個配布して、スタジアム全体を、松本山雅FCのチームカラーであるグリーンで埋め尽くしてみせた。

 この日は、年に一度のエプソンスペシャルマッチであり、エプソンは、「あらゆるプリントをエプソンで」をキーワードに、松本山雅FCのホームスタジアム「アルウィン」を盛り上げた。プリンタメーカーであるエプソンらしい取り組みが随所にみられていたのが特徴だ。

 会場に着いてまず目を引いたのが、選手紹介横断幕だ。これは、エプソンの大判プリンタ「SureColor SC-S70650」で印刷したものであり、松本山雅FCの主力選手たちを取り上げる形で、来場者を迎える横断幕としてプリントアウト。選手の躍動感のある表情ととともに、「新・起動」、「One Soul」の言葉が描かれた力強いものとなっており、この横断幕の前で、記念撮影をするサポーターの姿も見られた。

松本山雅FCのホームスタジアムであるアルウィン
J2屈指の動員数を誇る松本山雅FC。この日のアルウィンには1万1千人以上が駆け付けた
エプソンは松本山雅FCのオフィシャルスポンサーとして長年サポートしている
この日はエプソンスペシャルマッチとなった

 スタジアムに入ると、来場者1人ずつに手渡されていたのが、オリジナル応援フラッグである。これは、大判昇華転写プリンタ「SureColor SC-F7200」で印刷したものだ。サポーターが手に持って応援できるサイズで、試合開始前には、サポーター全員がこのフラッグを振って選手の入場を待ったり、試合中の応援に使った。用意されたフラッグは1万個。この日の来場者数は、11,140人であり、松本山雅FCのほぼすべてのサポーターに対して、フラッグが渡った格好だ。

 そしてスタジアム内では、スタジアム大判写真展と称して、PX-20000で印刷した松本山雅FCの選手のポスターを展示。さらには、エプソンのプリンタで印刷したポスターおよびタペストリーの予約販売ブースも設置した。

 ポスターやタペストリーは、いずれもB3サイズ、A2サイズ、B2サイズ、A1サイズ、B1サイズが用意され、エプソンのプリンタで印刷したあとに、後日、受け渡しが行なわれる。この日予約した人には、先着200人にA4サイズの選手などの写真がプレゼントされた。

 もう1つ、イベントに連動したエプソンの取り組みが、オリジナルTシャツのプレゼントだ。これもエプソンのガーメントプリンタの「SureColor SC-F2000」を使用して、松本山雅FCのロゴマークなどをTシャツに印刷したものだ。

 子供たちを対象に、隣接するアルウィン芝生グランドで試合前に実施した「Epson presentsサッカークリニック」の参加者にプレゼントしたほか、エスコートキッズおよびフェアプレイフラッグベアラーがこれを着用して参加した。

エスコートキッズなどにプレゼントされたオリジナルTシャツ
エスコートキッズとともに選手が来場する様子
オリジナルTシャツを着たエスコートキッズと選手が記念撮影
スタジアム内にはPX-20000で印刷したポスターも展示
オリジナルTシャツの印刷に使用されたガーメントプリンタのSC-F2000
ポスターおよびタペストリーの販売ブース
実はこれらもエプソンのプリンタで商品化されたものだ
この日のキーワードは「あらゆるプリントをエプソンで」
選手紹介横断幕。主力選手を紹介していた
選手紹介横断幕を印刷したSC-S70650
1万人に配布されたオリジナル応援用フラッグ
オリジナル応援用フラッグは会場入口で配布されていた
オリジナル応援フラッグはSC-F7200。写真は前モデルのSC-F7100

 試合開始前のピッチイベントにおいて挨拶した、セイコーエプソンの濱典幸代表取締役専務取締役は、「エプソンが松本山雅FCにスポンサードをしたのは、地域リーグ(北信越リーグ)に所属していた2005年が最初。チャレンジングであり、選手が一体となって攻めていくチームであり、そして、地元に定着していくという点で、エプソンと共通項があるチーム。いつも一心同体の気持ちで応援している。今年はJ2で戦っているが、今後は安定してJ1で戦ってもらえることを期待している。ここに立っていると、松本山雅のサポーターのみなさんの熱気が伝わってくる。今日は、みなさんと一体になって観戦したい。心を1つにしてサポートする。One Soul(ワンソウル)!」と語った。

 One Soulは、松本山雅FCのスローガン。挨拶が終わると、サポーターの間からは大きな拍手とともに、大歓声で「エプソン!」コールが沸き上がった。

セイコーエプソンの濱典幸代表取締役専務取締役
ピッチイベントで挨拶する濱専務取締役
One Soulは松本山雅FCのスローガン
濱専務取締役によるキックインセレモニーの様子。かつてドイツで購入したというサッカーシューズでキック
いよいよキックオフだ
応援用フラッグでグリーンに染まる松本山雅FCサポーター席

 一方、国内最高峰のツーリングカーレースと位置付けられるSUPER GTシリーズに参戦中の、Epson Nakajima Racingの「Epson NSX CONCEPT-GT」も、アルウィンに特別展示された。

 実は、Epson NSX CONCEPT-GTは、エプソンがスポンサードしているのに加えて、車体のカラーリングには、エプソンの大判プリンタ「SureColor SC-S70650」で印刷したメディアを使用している。この技術は、松本市内を走る周遊バスのラッピングにも使用されているもので、今回のEpson NSX CONCEPT-GTを通じて、レーシングカーにもエプソンのプリンタ技術が使用されていることを紹介する機会となった。

 スタジアムには、レーシングドライバーの中嶋大祐選手も駆けつけ、設置されたエプソンブースでミニトークショーを行なったり、レースクイーンや、松本山雅FCのイメージキャラクターであるガンズくんたちと記念撮影に応じたりといったイベントのほか、試合開始前には、信州初上陸となったEpson NSX CONCEPT-GTが、スタジアム内を爆音を轟かせながら走行する、という驚くべきデモストレーションも行なわれ、試合前のスタジアムを盛り上げた。

Epson Nakajima Racingの「Epson NSX CONCEPT-GT」とレーシングドライバーの中嶋大祐選手(左から2人目)
カラーリング前のEpson NSX CONCEPT-GT
SC-S70650で印刷されたメディアを貼りつけていく
熱を当てて貼りつけを固定する作業
車体の全体に渡って細かい作業が続く
EPSONのロゴをウイング部分に貼り付ける
カラーリングが完成したEpson NSX CONCEPT-GT
スタッフが手押しで移動させるシーンも
アルウィンに展示されたEpson NSX CONCEPT-GT
なんとスタジムアムを疾走するデモストレーションが行なわれた
松本市内を循環している周遊バス。これもエプソンのプリンティング技術を使用している
周遊バス向けに印刷している様子。プリンタは今回の横断幕の印刷にも使用したSureColor S70650

 エプソンスペシャルマッチと題されたこの日の試合は、前半から松本山雅FCが試合を支配。前半14分には、MFの岩間雄大選手が先制点。後半16分には、5月22日のFC町田ゼルビア戦でJ2通算100試合出場を達成し、試合前に記念セレモニーが行なわれた、DFの當間建文選手がヘディングシュート。試合を優位に進めた。後半34分には、北九州に1点を返されたものの、先行した得点を守りきり勝利した。

 2点目を入れて勝利を確実なものにした松本山雅FCの當間選手がMVPに選ばれ、MVP賞として、エプソンのホームプロジェクタスクリーンセットモデル「EH-TW5350S」が、セイコーエプソンの濱専務取締役から贈呈された。

 この日の試合は、エプソンのサポートもプラスに働き、サポーターの応援も絶好調。選手もそれを受けて、運動量では相手を大きく上回り、常に試合の主導権を握る形で勝利した松本山雅FC。3連勝となり、4位から3位に浮上し、J1昇格に向けた大きな一歩になった。

熱戦が繰り広げられた試合の様子
サポーターを出迎えたイメージキャラクターのガンズくん
試合は2対1で松本山雅FCが勝利した
試合終了後、サポーターに挨拶する松本山雅FCのイレブン
MVPを受賞した松本山雅FCの當間建文選手
MVPに選ばれた選手にはホームプロジェクタースクリーンセットモデル「EH-TW5350S」を贈呈
ホームプロジェクター「EH-TW5350」
ちなみに「山雅ビール」というオリジナルビールがある
チームカラーのグリーンのビールだ。スタジアムのほか、松本市内や塩尻市内でも飲める