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エプソンのプリンタ技術が、松本山雅FCを強力にサポート。試合を勝利へと導いた。
2016年6月7日 06:00
サッカーJ2リーグの「松本山雅FC」のオフィシャルユニフォームスポンサーであるエプソンは、2016年6月4日、長野県松本市のアルウィン(松本平広域公園総合球技場)で開催された2016 明治安田生命J2リーグ第16節「松本山雅FC対キラヴァンツ北九州」において、同社のプリンタを活用した選手紹介横断幕などを掲示。この日のために制作したオリジナル応援フラッグを1万個配布して、スタジアム全体を、松本山雅FCのチームカラーであるグリーンで埋め尽くしてみせた。
この日は、年に一度のエプソンスペシャルマッチであり、エプソンは、「あらゆるプリントをエプソンで」をキーワードに、松本山雅FCのホームスタジアム「アルウィン」を盛り上げた。プリンタメーカーであるエプソンらしい取り組みが随所にみられていたのが特徴だ。
会場に着いてまず目を引いたのが、選手紹介横断幕だ。これは、エプソンの大判プリンタ「SureColor SC-S70650」で印刷したものであり、松本山雅FCの主力選手たちを取り上げる形で、来場者を迎える横断幕としてプリントアウト。選手の躍動感のある表情ととともに、「新・起動」、「One Soul」の言葉が描かれた力強いものとなっており、この横断幕の前で、記念撮影をするサポーターの姿も見られた。
スタジアムに入ると、来場者1人ずつに手渡されていたのが、オリジナル応援フラッグである。これは、大判昇華転写プリンタ「SureColor SC-F7200」で印刷したものだ。サポーターが手に持って応援できるサイズで、試合開始前には、サポーター全員がこのフラッグを振って選手の入場を待ったり、試合中の応援に使った。用意されたフラッグは1万個。この日の来場者数は、11,140人であり、松本山雅FCのほぼすべてのサポーターに対して、フラッグが渡った格好だ。
そしてスタジアム内では、スタジアム大判写真展と称して、PX-20000で印刷した松本山雅FCの選手のポスターを展示。さらには、エプソンのプリンタで印刷したポスターおよびタペストリーの予約販売ブースも設置した。
ポスターやタペストリーは、いずれもB3サイズ、A2サイズ、B2サイズ、A1サイズ、B1サイズが用意され、エプソンのプリンタで印刷したあとに、後日、受け渡しが行なわれる。この日予約した人には、先着200人にA4サイズの選手などの写真がプレゼントされた。
もう1つ、イベントに連動したエプソンの取り組みが、オリジナルTシャツのプレゼントだ。これもエプソンのガーメントプリンタの「SureColor SC-F2000」を使用して、松本山雅FCのロゴマークなどをTシャツに印刷したものだ。
子供たちを対象に、隣接するアルウィン芝生グランドで試合前に実施した「Epson presentsサッカークリニック」の参加者にプレゼントしたほか、エスコートキッズおよびフェアプレイフラッグベアラーがこれを着用して参加した。
試合開始前のピッチイベントにおいて挨拶した、セイコーエプソンの濱典幸代表取締役専務取締役は、「エプソンが松本山雅FCにスポンサードをしたのは、地域リーグ(北信越リーグ)に所属していた2005年が最初。チャレンジングであり、選手が一体となって攻めていくチームであり、そして、地元に定着していくという点で、エプソンと共通項があるチーム。いつも一心同体の気持ちで応援している。今年はJ2で戦っているが、今後は安定してJ1で戦ってもらえることを期待している。ここに立っていると、松本山雅のサポーターのみなさんの熱気が伝わってくる。今日は、みなさんと一体になって観戦したい。心を1つにしてサポートする。One Soul(ワンソウル)!」と語った。
One Soulは、松本山雅FCのスローガン。挨拶が終わると、サポーターの間からは大きな拍手とともに、大歓声で「エプソン!」コールが沸き上がった。
一方、国内最高峰のツーリングカーレースと位置付けられるSUPER GTシリーズに参戦中の、Epson Nakajima Racingの「Epson NSX CONCEPT-GT」も、アルウィンに特別展示された。
実は、Epson NSX CONCEPT-GTは、エプソンがスポンサードしているのに加えて、車体のカラーリングには、エプソンの大判プリンタ「SureColor SC-S70650」で印刷したメディアを使用している。この技術は、松本市内を走る周遊バスのラッピングにも使用されているもので、今回のEpson NSX CONCEPT-GTを通じて、レーシングカーにもエプソンのプリンタ技術が使用されていることを紹介する機会となった。
スタジアムには、レーシングドライバーの中嶋大祐選手も駆けつけ、設置されたエプソンブースでミニトークショーを行なったり、レースクイーンや、松本山雅FCのイメージキャラクターであるガンズくんたちと記念撮影に応じたりといったイベントのほか、試合開始前には、信州初上陸となったEpson NSX CONCEPT-GTが、スタジアム内を爆音を轟かせながら走行する、という驚くべきデモストレーションも行なわれ、試合前のスタジアムを盛り上げた。
エプソンスペシャルマッチと題されたこの日の試合は、前半から松本山雅FCが試合を支配。前半14分には、MFの岩間雄大選手が先制点。後半16分には、5月22日のFC町田ゼルビア戦でJ2通算100試合出場を達成し、試合前に記念セレモニーが行なわれた、DFの當間建文選手がヘディングシュート。試合を優位に進めた。後半34分には、北九州に1点を返されたものの、先行した得点を守りきり勝利した。
2点目を入れて勝利を確実なものにした松本山雅FCの當間選手がMVPに選ばれ、MVP賞として、エプソンのホームプロジェクタスクリーンセットモデル「EH-TW5350S」が、セイコーエプソンの濱専務取締役から贈呈された。
この日の試合は、エプソンのサポートもプラスに働き、サポーターの応援も絶好調。選手もそれを受けて、運動量では相手を大きく上回り、常に試合の主導権を握る形で勝利した松本山雅FC。3連勝となり、4位から3位に浮上し、J1昇格に向けた大きな一歩になった。