西川和久の不定期コラム

ドコモ「Xperia A SO-04E」

〜全部入りでサクサク動き防水防塵のAndroidスマートフォン

機種変後、行きつけのカフェでランチしながらセットアップ

 iPhoneがあるため、長年放置していたドコモのフィーチャーフォン「SH703i」を5月25日、「Xperia A SO-04E」へ機種変更してきた。筆者にとっては初のAndroid搭載スマートフォンとなる。今回は2週間ほど使用した感想などを書いてみたい。

ドコモツートップのエース

 筆者はもう20年以上のドコモユーザーだが、スマートフォンに関しては、先にiPhoneを所有してしまった関係上、「スマートフォン2台持ちも面倒」なこともあり、5年以上前のSH703iを電話専用で持っていた(実際はほとんど使ってないのでほぼ放置状態)。「とは言えさすがに……」と思っていたところに、ドコモこの夏の“ツートップ”戦略のニュースが入ってきた。「はじめてスマホ割」と「ありがとう10年スマホ割」が同時に適応できる上に、ポイントが1万点以上あったので実質0円で乗り換えられる。

 どうしようか悩んでいたところに、山田祥平氏のコラムが掲載され「これならいいかも!」と、ドコモショップで実機を少し触って、持ちやすさや作動速度などを確認し、機種変更した。ツートップ戦略にまんまとハマッた格好だ(笑)。

 Android機としてはモトローラ「XOOM」とASUS/Google「Nexus 7」を持っているが、どちらもタブレットだ。よって筆者にとってAndroidスマートフォンは初となる。また、赤外線、おサイフケータイ、ワンセグに関しては、フィーチャーフォンの時から全く使っていないのでその有無はチョイスした理由には含まれていない。ただ「たまには全部入りもいいか!」と逆に興味をそそる結果となった。主な仕様は以下の通り。

ドコモ「Xperia A SO-04E」の仕様
CPU APQ8064 1.5GHz(クアッドコア)
メモリ 2GB
ストレージ 32GB
OS Android 4.1(2013年8月〜9月に
Android 4.2にOSバージョンアップ予定)
ディスプレイ 約4.6型、HD/1,280×720ドット
ネットワーク IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0
カメラ 有効画素数約1,310万画素(外側)、
裏面照射型(Exmor RS for mobile)、
動画最大記録サイズ1,920×1,080(MP4)/
約31万画素(内側)
そのほか マイク、スピーカー、ヘッドセット端子、
microSD/microSDXC(64GB)カードスロット、
USB 2.0(micro-AB)/HDMI出力(MHL)、
ワンセグ、FMラジオ、赤外線通信、
NFC、カメラキー、
防水性能IPX5/8、防塵性能IP5X
バッテリ 2,300mAh、
連続待受時間3G時約420時間/LTE時約390時間
サイズ 約131×67×10.5mm(高さ×幅×厚み)
重量 約141g
カラーバリエーション White、Black、Pink、Mint

 プロセッサはQualcommのSnapdragon S4/APQ8064。最大クロックは1.5GHz、Kraitコアを4つ搭載した28nmのクアッドコアプロセッサだ。メモリは2GB、ストレージは32GB搭載している。話題になったXperia Zとストレージ以外は同じ(Xperia Zは16GB)。

 OSは現時点ではAndroid 4.1。今年の8〜9月に4.2へのバージョンアップを予定している。4.1と4.2の主な違いは、マルチユーザー対応とロックスクリーン拡張なので、4.1でも特に困ることはない。

 ディスプレイは約4.6型のHD/1,280×720ドット。アウトカメラは裏面照射型(Exmor RS for mobile)の有効画素数約1,310万画素、インカメラは約31万画素。動画は最大1080pに対応する。USB 2.0(micro-AB)はMHLケーブルを使いHDMI出力が可能だ。Bluetoothでキーボードやマウスを接続すると、PCの様な使い方もできる。

 ディスプレイと内側カメラがXperia Z(約5.0型 フルHD:1,920×1,080/有効画素数約220万画素)と大きく異なる部分だ。この点は個人差もあると思うが、約4.6型でフルHDは細か過ぎ、逆に解像度が低い分動きは良くなる。またインカメラは全く使わないので気にならない。従って「やっぱりXperia Z」と言う感じでもない。

 そのほかの機能は表の通りだが、Xperia Zと比較して筆者的にXperia Aの方が良いと思ったのは、ワンセグ用のアンテナを内蔵していること。Xperia Zは、ヘッドフォン端子に外付けするタイプで美しさに欠ける。

 バッテリは2,300mAh。連続待受時間3G時約420時間/LTE時約390時間となっている。加えてバッテリの着脱が可能だ。iPhoneも含めスマートフォンでは固定タイプも結構あり、予備は外付けのUSBバッテリを持ち歩く必要があるものの、Xperia Aならコンパクトなバッテリ1つ、ジーンズのポケットへ入れておけば済む。防水性能IPX5/8、防塵性能IP5X対応もこれから海のシーズンなので個人的にポイントが高い。

 サイズは約131×67×10.5mm(高さ×幅×高さ)、重量は約141g。極薄・激軽ではないが、持った時のバランスは非常に良い。カラーバリエーションはWhite/Black/Pink/Mintの4タイプ。リアカバーだけも別売している。

 非常に残念な事として、発表当初、同社の製品情報のBluetoothの項目に「A2DP/aptX」と書かれ、他のサイトでもaptX対応で喜びの声が数多く上がっていた。もちろん筆者もその1人だ。

 しかし、6月7日に同ページを確認したところ、aptXの記述が消えていた。実は、以前掲載したAAC/aptX対応のBluetoothスピーカー「ForceMedia BeCool」が、SBC接続になるので、おかしいなと調べていたところだ。編集部経由で同社の広報に確認したところ、“aptXには非対応で誤記だった”とのことで、6月6日の時点で修正されている。

 5月15日の発表から6月6日までは結構日が経っており、この記述を見てXperia Aに決めた人もいるだろう。SBCとaptXでは音質に雲泥の差があり、またヘッドセット端子がキャップの下なので、一般ユーザーにはBluetoothの方が何かと扱いやすい。技術的に可能であれば是非アップデートで対応して欲しいところだ。

 なお、USBポートからUSBホストケーブルを使ってUSB-DACなどへ接続し、サウンドが出力されることは確認した(機器よってはセルフパワーにする必要あり)。

上側は分かりにくいかも知れないが、左からインカメラ、受話口、ライトセンサー、接近センサー、赤外線ポート。SONYロゴの下側に通知用LEDがある
背面。背面カメラ、フラッシュ/フォトライト/セカンドマイク、下にスピーカーを装備
左側面。防水キャップの下にUSB 2.0、その横は充電用の接点を搭載
右側面は電源キー、音量キー±、カメラキーなど、キーが中心
上部。ロッドアンテナ、防水キャップの下にヘッドセット端子
底面。大きい方がストラップホール、小さい方が送話口
カバーを外したところ。防水・防塵用にパッキンがあるのが分かる。バッテリの上側にMicro SIMとその下にmicroSDスロットがある
付属のスタンド。充電するには便利だが、USBケーブルとACアダプタは付属しない
iPhone 4Sとの比較。パネルが大きい分、一回り(以上)違う。若干厚みもある

 パッケージから取り出した第一印象は、iPhone 4S/5やXperia Zほどの質感は無く、とても普通なイメージ。残念ながら所有欲や物欲をあまり刺激しないルックスだ。ただこれは、リアパネルが外れバッテリの交換が可能になっていたり、防水・防塵用にキャップがあったりと、実をとったデザインとも言える。持った感じは、リア側がマットで幅もちょうどよく、手に馴染む。

 液晶パネルは正面から見る限り、明るさコントラストも十分。OptiContrast Panelの効果か、映り込みが少なく、色もギラギラせず、落ち着いた感じだ。ただ視野角は狭い。

 タッチ自体の反応は非常にスムーズで操作しやすく、体感速度はNexus 7よりも倍ほど速く感じる。プロセッサのパワーの割りに、HD解像度にした点が功を奏しているのだろう。

 一点気になったのは、指紋はそれほどでもないものの、細かいホコリが付きやすいこと。半端な布などで指紋を拭き取ると、逆に細かいホコリが付いてしまう。これまでいろいろなタッチ対応の液晶パネルを触ってきたが、この現象は初めてだ。

 カメラはまだそれほど枚数を撮ってないので詳細はまでは分からないが、色乗りや発色の良さはiPhone 4Sが上、解像感はXperia Aの方が上といった感じだろうか。あくまでも例えだが、原色系と補色系のような違いと書けば分かりやすいかも知れない。またコントラストが低めなので、アプリを使ってコントラストを上げたほうがパッキリした絵になる。

 機能は、手ぶれ補正やHDR、顔認識、タッチ撮影など豊富だ。撮影解像度を13M/9M/5M/2M/VGAに設定できストレージにも優しい。なお仕様には掲載されていないが、撮影した写真データから、レンズはf/2.4のようだ。動画は最大1080pに対応する。

全て5Mモードで撮影。AEなどの癖を調べるのも兼ねて、露出補正無しでホワイトバランス、ISOともにオート。左から屋内、屋外(曇天)、屋外(晴天)

 内蔵スピーカーのサウンドは、音量は十分。最大にするとうるさいほど。ただリアパネルの素材が影響しているのか、音質はそれなり。またリアにあるので、机や手のひらなど何かに反射させないと、音が後ろに抜けてしまう。

 ヘッドフォンの音質は、使い出してから間もなく、エージング中で抜けがイマイチ。現時点ではiPhone 4Sの方が、エッジのクリアさや音場などをしっかり再現しているように思える。

 とは言え、Xperia AはFMラジオとワンセグを内蔵しており、この点については非常に便利だ。FMラジオはヘッドフォンのケーブルをアンテナにするため、ヘッドフォンが必要になるものの、内蔵スピーカーへの出力切替えも可能になっている。ワンセグに関しては先に書いたように、アンテナを内蔵しているため、その場でスッと引き出して観ることができる。

 バッテリ駆動時間は、同期をオフにしたり、後述する「Snapdragon BatteryGuru」を使ったり、不要なサービスやアプリを削除/無効にしたり、ツールを使って3G Onlyにしたり、タイマーモードで深夜は省エネ……などいろいろ試したところ、輝度最小、GPS/Bluetooth オフ、3GとWi-Fi、位置情報サービスがオンの状態で、待機時2〜3%/h、使用時10%/hの消費と言ったところか。残10%まで使うとして(残15%でワーニングを表示する)計算上では、何もせず放置状態で約40時間、使い続けると約9時間持つことになる。

 しかし実際はこのように極端な使い方は考えられないので、数日普通に使ってテストした範囲だと24時間に届くか届かないかと言ったところ。いずれにしても数日持つわけではなく、充電は毎日必要となる。

 発熱に関しては、長時間(15分以上)操作していると上側が少し熱を持つ。この時期であれば許容範囲内であるものの、夏場どうなるかは実際その時にならないと分からない。

 このように、大きな欠点が無い替わりに、特筆すべきポイントも無い。つまり、すべてが無難にうまくまとめられバランスしている優等生的な1台だが、何かもう一捻りと思う。

 なお6月28日15時まで、Xperia A/UL購入者限定でSmartWatch MN2が9,480円が6,980円になるキャンペーンを行なっている。面白そうなので買って見ようかと思っている。

各社のアプリが入り乱れカスタマイズに四苦八苦

 Xperia A(Zも同じ)は、初期設定のホーム画面をドコモが用意したものと、ソニーが用意したものと2種類選択できる。筆者は迷わず後者で設定を開始した。掲載した画面キャプチャが初期起動時のホーム画面だ。1ページ目はドコモ系中心、2ページ目がソニー系+α、3ページ目(ホーム画面センター)がソニー系、4ページ目が音楽系、5ページ目が何も無し……と、比較的整理されている。32GBのストレージは、実質25.76GB。空は24.79GB。Androidのバージョンは4.1.2。microSDカードスロットは使っていない。

 余談になるが、標準搭載のアプリではないものの、バッテリを節約する「Snapdragon BatteryGuru」の正式版が5月30日にリリースされたのですぐに試した。数日間はユーザーのパターンを学習し、その後、最適化されるため、効果が出るまで日数がかかる。

 まだ使い出してから然程日が経っていないので暫定的な結果だが、10%程度バッテリ駆動時間が延びる感じだ。ただし若干作動が重くなる。また1つ盲点として、「Snapdragon BatteryGuru」を使うには位置情報サービスをONにしなければならないことが挙げられる。

 実はこのサービス、意外とバッテリを食い、筆者の実機だと16〜18%も消費する。ディスプレイ、Androidシステムに次ぐ消費量なのだ。日頃Google Mapsなどで位置情報サービスをONにしているユーザーであれば問題無いが、筆者のように常にOFFにしているユーザーだと、差し引きマイナスになってしまう。後数日使って、この差以上の効果が無ければSnapdragon BatteryGuruは止めようと思っている。

工場出荷時のホーム画面1/5
工場出荷時のホーム画面2/5
工場出荷時のホーム画面3/5
工場出荷時のホーム画面4/5
工場出荷時のホーム画面5/5
工場出荷時ののストレージ
端末情報
Snapdragon BatteryGuru

 標準搭載のアプリは、連絡先、ダイアル、メッセージ、ブラウザ、WALKMAN、アルバム、ムービー、Sony Select、カメラ、Playストア、Facebook、Eメール、カレンダー、マップ、ファイルコマンダー、設定、SPモードメール、赤外線、ワンセグ、おサイフケータイ、Sony Entertainment(Music Unlimited Moble App/PlayMemories Online/ソニーの電子書籍/PSMを始めよう)、Socialife、Chrome、YouTube、Google、音声検索、Google+、メッセンジャー、Gmail、トーク、ナビ、ローカル、Playムービー、Playブックス、FMラジオ、TrackID、電卓、アラームと時計、ノート、取扱説明書、ドコモ電話帳、電話、dメニュー、dマート、iチャンネル、iコンシェル、しゃべってコンシェル、フォトコレクション、メディアプレイヤー、NOTTV、メモ、スケジュール、トルカ、ICタグ・バーコードリーダー、iDアプリ、ドコモバックアップ、ドコモ Wi-Fi簡単接続、災害用キット、遠隔サポート、OfficeSuite、Google設定。

 Xperiaシリーズとして初めてNOTTVに対応したのが目新たらしい。またムービーは、DLNA/DTCP-IPに対応し、nasneのライブチューナーも含め、全て正常に再生可能だ。

 上記にもある通り、Android標準、ドコモ製、ソニー製が入り乱れ結構な数となっている。筆者はできるだけ素のAndroid機として使いたかったこともあり、多くのアプリを整理した。ただ整理するにも削除できないアプリがかなり多く、「設定/アプリ/すべて」から選んで無効化しなければならないのが面倒だった。

 いずれにしても、日頃多くのデバイスを試用している筆者でさえもカスタマイズに四苦八苦。この混沌とした状態はもう少し何とかならないのだろうか。設定の項目も異常に多く、機能全てを理解して使いこなすにはそれなりの知識が必要となりそうだ。

工場出荷時のアプリ1/4
工場出荷時のアプリ2/4
工場出荷時のアプリ3/4
工場出荷時のアプリ4/4
無効にしたアプリ1/3
無効にしたアプリ2/3
無効にしたアプリ3/3

 後からインストールしたアプリは、Twitter、Facebook Messanger、Facebookページマネージャ、Google アナリティックス、TuneIn Radio、Pixlr Express、Dropbox、SkyDrive、feedly、radiko.jp for Android、Ustream、Evernote、Outlook.com、Skype……など、定番中の定番ばかり。特に変わった使い方はしていない。標準で入っていたカレンダーは見辛かったので無効にし、Playストアにあるカレンダーをインストールした。

 PCとのリンクは、「Sony Bridge for Mac」を使用している。Xperia専用でiTunesのような同期アプリケーションだ。

 Xperia固有の機能は他機器との接続も含めいろいろあるが、単独で使う場合、通知エリアの拡張とスモールアプリ、モバイルブラビアエンジン2/ホワイトバランス、Clear Phase/xLOUD、省電力モードが便利だろうか。

 現在通知エリアは、Wi-Fi、Bluetooth、バックライト、サウンド、テザリング、GPS、画面の回転、設定、自動同期、NFCにセットしているが、設定/画面設定/クイック設定ツールでカスタマイズ可能だ。上記に加え、モバイルデータ通信、機内モード、ローミングのON/OFFができる。

 スモールアプリはタスクバーを表示するとアイコンが並び、対応したアプリをWidget的に起動できる。特に電卓を頻繁に使うだろうか。

 モバイルブラビアエンジン2は写真と動画の発色などをエンハンスする同社独自の技術だ。ONにするとコントラストや彩度が上がり、肌色がより肌色らしく……など、はっきりその効果が分かる。ただ原色に近い色は微妙なグラデーションが消え色をベッタリ塗った様な感じになるので好き嫌いがあるかも知れない。

 表示のホワイトバランスはお気に入りの機能だ。Xperia Aに限らず、タブレットなども、画面の色が青い(色温度が高い)、または黄色い(色温度が低い)と思うケースがしばしば。調整できないデバイスがほとんどで、あまり色が変だと(モトローラXOOMのように)使わなくなってしまう。Xperia Aは初期設定では画面は少し青く少しグリーン被りしている様に思え、調整して使っている。

通知エリア
スモールアプリ
画面設定/モバイルブラビアエンジン2とホワイトバランス
ホワイトバランス
音設定/Clear PhaseとxLOUD
省電力モード

 Clear PhaseとxLOUDは、どちらも内蔵スピーカー専用で、前者が最適化、後者がオーディオ再生レベルを強調する技術となる。

 省電力モードは3択で、常時作動する「省電力モード」、指定したバッテリ残から作動する「低バッテリモード」、指定した時間帯で作動する「タイマーモード」のどれか1つを選ぶ(もしくは何も選ばない)。

 ON/OFFできる項目は、画面の明るさ/スリープ/操作時バイブ/Wi-Fi/GPS/Bluetooth/自動同期/データ通信。ただ「低バッテリモード」は分離して欲しいところ。現在の仕様では3択中どれか1つしか選べないため、「低バッテリモード」と「タイマーモード」は併用できないからだ。

 そのほか、省エネに関しては、数日使い、設定/データ使用でアプリのデータ使用量を見て、バックグラウンドで動く必要の無いものについては「バックグラウンドデータ制限」を行なっている。

AnTuTuベンチマーク1/3
AnTuTuベンチマーク2/3
AnTuTuベンチマーク3/3

 ベンチマークテストは「AnTuTuベンチマーク」を使用した。スコアは18982。Nexus 7が12483だったこともあり、体感速度差に近い結果となった。また既にXperia Zのスコアもあったため比較したところ、18982:19798。少しXperia Zの方が速い。

 しかし各項目個別に見た場合、グラフィックスに関しては2Dも3DもXperia Aが速くなっている。プロセッサへの負荷は、HDかフルHDかで、差は小さくないようだ。いずれにしても速度で不満になることはまず無いのではと思うほどサクサク動く。

 クロック最大1.5GHzのクアッドコア、メモリ2GB、ストレージ32GB+microSD/microSDXC……。あっと言う間にPCとほとんど同じスペックがスマートフォンに搭載される時代になってしまった。Wi-FiやBluetoothはもちろん。PCの世界では10型に匹敵するHD解像度のタッチ対応液晶パネル、カメラ、ワンセグ、FMラジオ、おサイフケータイ、GPSにNFC……。“よりパーソナル”と言う意味で、Windows 8が苦戦するのも肯ける。

 以上のようにXperia A SO-04Eは、持った時のバランスが良く、動きはサクサク、防水・防塵対応、赤外線/おサイフケータイ/ワンセグ/FMラジオなど全部入りのスマートフォンだ。バッテリ駆動時間も少し調整すればそれなりに持つ上、バッテリが着脱可能なので、予備を用意すれば心配無用。特に気になる点も無く、バランスの良い優等生的なデバイスに仕上がっている。色温度が調整できるのも嬉しいポイントだ。

 フィーチャーフォンからの乗換はもちろん、そろそろ2年縛りが切れるスマートフォンから乗換えても十分楽しめ納得の逸品と言えよう。

(西川 和久 http://www.iwh12.jp/blog/