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東芝、約2TBのエンタープライズ向けSSDを出荷
~15nmプロセスで製造されたMLC NANDを採用
(2016/2/24 14:32)
株式会社東芝は23日、エンタープライズ向けでは初となる15nmプロセスで2bit/セルのMLC NANDフラッシュを採用した、2.5型7mm厚SSDの出荷開始を発表した。
「HK4R」および「HK4E」の2シリーズで展開し、前者はファイルサーバーなどの読み出しに特化した大規模システム向けに設計。リードキャッシュやストリーミングサーバーに適している。後者はデータセンターなどでの大規模なシステム向けとし、メールサーバーやWebサーバーに適した設計を採用する。
HK4RおよびHK4Eシリーズの主な仕様は、下表の通り。なお、製品保証期間内で1日にドライブの全容量を書き換え可能な回数を示す「DWPD」(Drive Write Per Day)の値はHK4Rが1、HK4Eは3となる。
【表1】「HK4R」シリーズの主な仕様 | |||||
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容量 | 120GB | 240GB | 480GB | 960GB | 1.92TB |
シーケンシャルリード (64KB) | 500MB/sec | ||||
シーケンシャルライト(同) | 120MB/sec | 270MB/sec | 480MB/sec | ||
ランダムリード (4KB) | 75KIOPS | ||||
ランダムライト(同) | 4KIOPS | 10KIOPS | 12KIOPS | 14KIOPS |
【表2】「HK4E」シリーズの主な仕様 | ||||
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容量 | 200GB | 400GB | 800GB | 1.6TB |
シーケンシャルリード (64KB) | 500MB/sec | |||
シーケンシャルライト(同) | 270MB/sec | 480MB/sec | ||
ランダムリード (4KB) | 75KIOPS | |||
ランダムライト(同) | 20KIOPS | 30KIOPS |
※リリース文中の速度表記は全てKiBおよびMiB
両シリーズともインターフェイスはSATA 6Gbpsを採用。電源遮断時のデータ保持を可能にする「PLP」(Power Loss Protection)に対応するほか、東芝独自の誤り訂正技術「QSBC」をサポートする。