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富士通、スライド式静脈認証センサーを搭載したWindowsタブレットなど
2017年4月17日 13:11
富士通は、法人向けタブレットやPCなど6シリーズ6機種を4月中旬より順次発売する。
注目は、世界で初めて手のひら静脈を使ったスライド式静脈認証機能「Slide Passport」を搭載した10.1型タブレット「ARROWS Tab Q507/P-SP」。2017年8月上旬発売予定で、税別価格は85,300円より。
本体右側にスライド式の静脈認証センサーを搭載しており、ロック画面に表示されるガイドに沿って親指と人差指をスライドさせることで静脈パターンを読み取り、認証を行なう。センサーは富士通株式会社と株式会社富士通研究所が技術開発を行ない、大日本印刷株式会社が量産化をした。幅8mmの光学ユニットを採用することにより狭額縁を実現した。
また、IPX4の防滴、IP5Xの防塵にも対応し、さまざまなビジネスシーンで利用できる。BTOに対応し、メモリ容量、液晶の表面処理、電磁誘導方式のペン入力対応の有無、各種拡張アダプタ添付の有無、無線WANの有無、薬品耐性の有無といったカスタマイズが可能。
最小構成の主な仕様は、CPUにAtom x5-Z8550(1.44GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB、ストレージに128GB eMMC、1,920×1,200ドット表示対応10.1型IPS液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Proなどを搭載する。
インターフェイスは、microSDカードスロット、USB 3.0、USB 2.0、Micro HDMI、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1、800万画素背面/200万画素前面Webカメラ、音声入出力などを搭載。センサーはGPS、加速度、照度、ジャイロなどを搭載する。バッテリ駆動時間や本体サイズ、重量などは未定となっている。
このほか、13.3型としては世界最軽量を実現したモバイルシンクライアント「FUTRO MU937」、第7世代CoreプロセッサまたはXeon E3-1500 v6を搭載した17.3型モバイルワークステーション「CELSIUS H970」、13.3型モバイルノート「LIFEBOOK S937/P」、デスクトップPC「ESPRIMO D587/R」、「ESPRIMO Q556/R」などを発売する。
型番 | 税別価格 | 発売時期 |
---|---|---|
FUTRO MU937 | 158,900円~ | 5月中旬 |
CELSIUS H970 | 465,900円~ | 5月上旬 |
LIFEBOOK S937/P | 278,500円~ | 4月中旬 |
ESPRIMO D587/R | 147,300円~ | 4月中旬 |
ESPRIMO Q556/R | 131,000円~ | 4月下旬 |