NEC、スマホから印刷できるカラーページプリンタ

Color MultiWriter 5850C

　NECは、AndroidやiOS端末から印刷できるA4カラーページプリンタ「Color MultiWriter」シリーズ3モデルを発売した。出荷開始は11月28日。

　ラインナップおよび税別価格は、カラーページプリンタで下位の「5800C」が79,800円、上位の「5850C」が89,800円、複合機の「400F」が124,800円。

　いずれも無線LANを標準搭載し、AirPrintやGoogleクラウドプリント、Mopriaなどを介してスマートフォンやタブレットから印刷できる。NFC機能を搭載し、タッチするだけでペアリングが行なえ、指定したデータを印刷する機能も備える。

　従来より粒子が細かくなり定着状態が安定化した「Super EA-Eco」トナーと、LEDヘッドにより1,200×2,400dpiの高解像度を実現。上位の「5850C」では最高28ppmの高速印刷も実現した。自動両面印刷を標準装備し、従来比3倍の大容量トナーを採用する。

　400Fは5850Cと同等のプリントエンジンを搭載し、スキャン、コピー、FAX機能が利用できる。両面を1回の紙送りでスキャンできる1パス両面原稿送り装置を装備し、毎分14枚連続可能。スキャンデータはAndroid端末に転送できる。シリーズで初めて4.3型カラータッチパネルを装備し、直感的な操作を実現した。

　5800Cと5850Cの違いは印刷速度で、前者が片面23ppm/両面16ppm、後者が片面28ppm/両面18ppm。ファーストプリントは共通でカラー8.5秒/モノクロ8秒。解像度は1,200×2,400dpiで、1,670万色の表現が可能。対応用紙はA4～A6、レター、はがきなど。給紙枚数はトレイが250枚、手差しが50枚。CPUにARM Many core ASIC 733MHzを搭載し、メモリは512MB。

　本体サイズは420×481×347mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約24.1kg。

　400Fは600×600dpiのカラースキャナを搭載。メモリは1GBに強化される。本体サイズは420×503×500mm(同)、重量は30.2kg。