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デル、Kaby Lake搭載のビジネス向けノートPC 4機種

New Vostro 15 5000

 デル株式会社は、エントリー向けビジネスノートPC「Vostro」シリーズより、「New Vostro 14/15 5000 (5468/5568)」および「New Vostro 14/15 3000 (3468/3568)」の4機種を発売する。税別価格は、5000シリーズが69,980円から、3000シリーズが44,980円から。

 全機種で第7世代Coreプロセッサ、DDR4メモリを採用し、作業効率の向上を謳う。

New Vostro 14 5000 (5468)/15 5000 (5568)

 New Vostro 14 5000は、Vostroの新ラインナップ「5000シリーズ」の製品で、本体厚18.5mm、重量1.59kgという軽量設計により、携帯性も考慮されたノートPC。New Vostro 15 5000も、同じく本体厚を18.5mmに抑えた15型ノートPC。

 ミニD-Sub15ピンやHDMIポート、TPM、落下検知センサーの搭載、オプションで指紋認証センサー対応など、ビジネスシーンを想定した仕様で、金属製の筐体や本体色の選択肢を用意するなど、幅広いニーズに対応するとしている。

 主な仕様は以下の通り(※の仕様は後日販売予定)。

製品名New Vostro 14 5000 (5468)New Vostro 15 5000 (5568)
プロセッサCore i3-6006U※/Core i3-7100U/Core i5-7200U/Core i7-7500U
OSWindows 10 Home/Pro
ディスプレイ14型HD(1,366x768ドット)/フルHD(1,920x1,080)非光沢液晶15.6型HD(1,366x768ドット)/フルHD(1,920x1,080)非光沢液晶
メモリDDR4-2400 4GB/8GB
ストレージ500GB HDD/1TB HDD/256GB SSD
グラフィックIntel HD/NVIDIA M940MX (4GB DDR5)
光学ドライブなし
標準保守サービス1年間オンサイトサービス
バッテリ駆動時間最大12時間最大11時間24分
サイズ(幅×奥行き×高さ)/重量340×240×18.5mm/1.59kg380×252.5×19.2mm/1.98kg
カラーグレー/ゴールドグレー/ゴールド/ナイトブルー
税別価格69,980円~69,980円~

 インターフェイスはUSB 3.0×3、USB 2.0(15 5000のみ)、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac無線LAN+Bluetooth 4.1、SDカードリーダ、ミニD-Sub15ピン、HDMI、音声入出力など。

ミッドナイトブルーは落ち着いた深い色味
オフィスをイメージした展示

New Vostro 14 3000 (3468)/15 3000 (3568)

New Vostro 14 3000

 3000シリーズはコストパフォーマンスを重視したビジネスノートPC。

 プラスチック製の筐体設計を刷新し、前世代製品から薄型、軽量化を実現。ミニD-Sub15ピンやHDMIポート、光学ドライブを搭載し、オプションでTPM、指紋認証センサーに対応する。

 主な仕様は以下の通り(※の仕様は後日販売予定)。

製品名New Vostro 14 3000 (3468)New Vostro 15 3000 (3568)
プロセッサCeleron 3855U/Core i3-6006U※/Core i3-6100U/Core i3-7100U/Core i5-7200U/Core i7-7500U
OSWindows 10 Home/Pro
ディスプレイ14型HD(1,366x768ドット)非光沢液晶15.6型HD(1,366x768ドット)非光沢液晶
メモリDDR4-2400 4GBDDR4-2400 4GB/8GB
ストレージ500GB HDD500GB HDD/1TB HDD/128GB SSD
グラフィックIntel HD/AMD Radeon R5 M420X (2GB DDR3L)
光学ドライブDVDスーパーマルチ
ネットワーク接続Gigabit Ethernet/IEEE 802.11ac+Bluetooth 4.1
カラー黒/白/グレー※黒/赤/グレー※
標準保守サービス1年間オンサイトサービス
サイズ(幅×奥行き×高さ)/重量345×243×23.35mm/1.76kg380×260×23.65mm/2.18kg
税別価格44,980円~44,980円~

 インターフェイスはUSB 3.0×2、USB 2.0、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11n無線LAN+Bluetooth 4.0、SDカードリーダ、ミニD-Sub15ピン、HDMI、音声入出力など。

New Vostro 15 3000の赤モデル天板。プラスチック製だが高級感のある表面処理
光学ドライブ搭載

 都内で開催された製品発表会には、デル株式会社 執行役員クライアント・ソリューションズ統括本部の山田千代子氏、Dell エクスペリエンス・デザイン・グループ デザイン・ディレクターのマックス・スー氏らが登壇。

デル株式会社執行役員クライアント・ソリューションズ統括本部 山田千代子氏
Dell エクスペリエンス・デザイン・グループ デザイン・ディレクター マックス・スー氏

 最初に登壇した山田氏は、国内におけるデルのクライアントビジネス概況を説明。

 2016年第2四半期のPC出荷台数では国内シェア第3位と好調な結果を記録し、内訳を見ると、個人向けPC販売実績で前年同期比69%増、法人向けPC販売実績でも前年同期比18%増と、市場全体が縮小傾向にある中、好調であるとアピールした。

2016年第2四半期出荷台数が好調で国内シェア3位に
個人向けPC販売実績は前年同期比69%増
法人向けも好調

 次いで登壇したスー氏は、今回発表したVostroシリーズのデザインコンセプトについて解説を行なった。

 デルは「Experience Design Group (EDG)」と名付けられたデザイン部門を擁しており、同部門ではプロダクトデザインだけでなく、ソフトウェアデザイン、CMF(カラー・マテリアル・フィニッシュ)、トレンドやユーザビリティ解析、UXプランニングなど、あらゆるデザインや設計を戦略的ツールとして活用しているとした。

 EDGは世界3地域に5つのスタジオを持っており、本社のあるオースティンをトップに、サンタクララはソフトウェア設計を、シンガポールではアジア圏向けの製品設計、アムステルダムでは長期提供製品を担当するなど、各スタジオでデル製品のデザインや設計を行なっているという。

 製品設計のプロセスは長期間に渡っており、製品発売の60カ月前に技術トレンドなどから将来像を設定し、36カ月前からUXのプランニング、24カ月前にデザインを行ない、12カ月前に製造開発、検証を行なうという。また、市場投入後も、フィードバックに基づき継続的な改良を重ねているとした。

 New Vestroシリーズは、「Arrow 2.0」と名付けられたデザイン言語に基づいて設計されており、万能、直感的、個性的という3つの要素をキーに作られているという。

 加えてスー氏は、ユーザーが「見る」側と、他者から「見られる」側という考え方から、キーボードやディスプレイなど内側には、作業に集中できるよう暗く、外側にはカラフルな色やプレミアムな表面加工などを採用するなどの特徴をアピールした。

Experience Design Group
世界5カ所に拠点
設計プロセス
第3のコンピューティングの波
Arrow 2.0に基づいたデザイン
内と外で異なるコンセプト
CMF
Vestro 5000のカラーコンセプト
プレミアムな金属筐体
Vestro 3000のカラーオプション
ケミカルエッチング加工
Vestro 3000の特徴
Vestro 5000の特徴
保証も充実
Kabylake搭載New XPS 13の新色「ローズゴールド」の実機も展示