ゴシップニュースのコーナー

□やじうまWatch
(Internet Watch)

• マイクロソフト、“X-Box”事業の人員募集開始

  　マイクロソフト株式会社は、同社が2001年に発売を予定しているコンシューマゲーム機「X-Box（仮称）」に関する人員募集を行なっている。募集している職種は、プロデューサー、アカウントマネージャー、宣伝担当、ソフトウェアデザインエンジニア。募集人員数は若干数。

  　X-Box事業部と言えばトップシークレットというか最優先事業というか、マイクロソフトにとって最も優先順位が高い事業……と言うことになっていますが、それゆえに同社の精鋭部隊が担当し、秘密事項が漏れる可能性がある、社外から人を入れてもいいのかなぁ？　と思っていましたが、B-ingの記事によれば「新しい事業はその道のプロに任せるのが一番」ということで……何でも買ってくりゃいいと思ってるんだろー！　とかお金持ちのマイクロソフトに嫉妬してみたりして。
  　そういえばIT事業関連の技術者の転職に関して「ボーナス付けます」とアナウンスされていたけど、こちらはボーナスなしかな？　だとするとIT技術者より優先順位が下がるってこと？　それともゲーム関係者のほうが簡単に集まると思っているのだろうか？

  　ちなみにマイクロソフトの【会社データ】には、“ソフトウェアの営業、広報、宣伝および情報提供業務”と書かれており、“開発”の文字がないのが少し寂しいかなと。
  

  採用情報が掲載された就職情報誌B-ing。車内吊り広告にもデカデカと書かれており、目にした人も多いのでは？

  □X-Boxのページ
  http://www.xbox.co.jp/
  □マイクロソフトの採用情報ページ
  http://www.asia.microsoft.com/japan/jobs/

• 「ATOK13 for Macintosh」に隠し機能？

  　株式会社ジャストシステムは、Macintosh用FEP「ATOK13 for Macintosh」のユーザーを対象としたキャンペーンを実施する。クイズの正解者の中から月替わりで徳島の名産品をプレゼントするというもので、第1回目は「すだちバーモント」、「はちみつすだち」をセットで5名にプレゼントする。

  　で、このクイズというのが件の隠し機能について。ATOK13 for Macintoshには、ATOKパレットのカラーを変更する機能が付いているが、カラーリングはiMacカラーをはじめとした9色が用意されている。ところが、“ある操作”をすることで最大4色が追加されるという。今回のクイズではその追加されるカラーが何色かというもの。しかし、FEPに隠し機能って……ファミコンじゃないんだから。
  

  □ジャストシステムのホームページ
  http://www.justsystem.co.jp/
  □キャンペーンページ
  http://www.justsystem.co.jp/atok/mac/furusato.html

• 輪郭くっきり！ 「トイ・ストーリー2」がより美しく楽しめるDLP技術公開

  　3月7日の9時30分からという編集者にとっては早朝とも言えるこの時間帯に、ある映画の試写会が行なわれた。映画はあの1ドルCEO“スティーブ・ジョブズ氏”率いるPIXAR ANIMATION STUDIOSの作り上げたフルデジタルアニメーション映画「トイ・ストーリー2」。

  　なぜ、この映画の試写会にPC Watchがはせ参じたかというと、日本で初めて……というかアジアで初めて、テキサス・インスツルメンツ（TI）のデジタル・ライト・プロセッシング（DLP）シネマ技術をつかったデジタルシネマ上映が行なわれるためだったのだ（※1）。DLPシネマ技術は、従来のようなフィルムを使った上映ではなく、ハードディスクの繋がったDLPシネマ映写機による映写で、輪郭などがよりくっきりと表現されるほか、何度上映しても劣化しないことなどが利点としてあげられるという。この映写機は北米に12台、ヨーロッパに5台しかなく、これまでに「スターウォーズ・エピソード1」、「ターザン」、「トイ・ストーリー2」が上映されただけだという。日本で設置されているのは、今回試写会が行なわれた東京、有楽町の日劇プラザのみ。

  　実際に鑑賞した感じでは、とにかくくっきりとした映像と明るい色調が印象的。字幕がちょっとジャギっちゃう所なんかがよりデジタル的な雰囲気を醸し出している。コンストラスト比はラージ・ベニュー方式の450:1に対して1000:1、カラービットが10bitに対して14bitと、これまでのデジタル上映に比べて数値で上回っている。ハリウッドの映画業界と共同で3年以上かけて作られたということで、自然な色調を再現したという。

  　「トイ・ストーリー2」は3月11日から全国東宝洋画系で封切られるが、関東近県の人は少々遠くても日劇プラザまで足を運んで観る価値アリ！ ストーリーは、悪いおもちゃ屋さんに連れ去られたカウボーイのお人形“ウッディ”を助け出す友情ストーリー。キャラクターの仕草もカワイらしく、楽しい映画に仕上がっている。ちなみに一般上映で上映されるかわからないが、ディズニーが2000年12月に公開を予定している「ダイナソー」の予告編も上映された。これがまたスゴイCGで期待大って感じ。
  

  これがDLPシネマ映写機。解像度の高さはさすがデジタルって感じ	DLPシネマ映写機のアップ写真	DLPシネマの映写プロセス図
  写真提供：日本テキサス・インスツルメンツ（株）
  今回もカウボーイの「ウッディ」と宇宙戦士の「バズ・ライトイヤー」の2人が主役	CMなどでも流れている見所の1つ、大通りを渡るシーン	新しい仲間達と運命を共にする決心をするウッディだが……
  TS2(C)Disney/Pixar TS(C)Disney All Rights Reserved

  ※1：'99年11月に開催された「東京ファンタスティック映画祭」や新宿で現在公開中の「ALICE」はビデオ信号用ラージ・ベニュー方式によるプロジェクター上映で、同じデジタル上映だが、上映方式が違うとしている

  □日本テキサス・インスツルメンツのホームページ
  http://www.tij.co.jp/
  □ニュースリリース
  http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj0018.htm
  □DLP技術に関するページ
  http://www.ti.com/dlp/

[Reported by PC Watch編集部]