そこで今回はPC用ゲームの最新作、「メックコマンダー 完全日本語版」と「メックウォーリア 3 英語版」の2本を紹介しよう。
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大佐からミッションの概要が伝えられる |
与えられるミッションは様々で、味方の救出や軍事拠点の制圧など多岐にわたる。その都度最適なメックのタイプと装備を考え、これらをどう組み合わせるかを決めるのが、指揮官としてもっとも重要な役割となる。メック個々の能力ではなく、分隊、あるいは小隊として見たときに隙のないチームを組めなければ勝てないからだ。また制圧ポイントは必ずしも1カ所とは限らないので、どのルートで進攻するか、どのメックをどの場所に配置するかも重要なポイントとなる。ときには破壊されるのを覚悟で囮を使う場合もあり、ゲーム性はとても高い。
気になる操作性だが、これが思いのほか簡単で遊びやすかった。たとえば移動命令なら、動かしたいメックを1回クリックし、続いて目的地をクリックするだけでいい。攻撃も近距離用武器、中距離用武器、遠距離用武器の中からどれかひとつを選び、破壊したいターゲットをクリックするだけ。目的地と戦い方を命令すれば、あとはパイロットが自分の能力に応じて臨機応変に戦ってくれるというわけだ。
ミッションが完了すると成績に応じてポイントが与えられるので、これを使って新しいメックを購入したり壊れたメックを修理することもできる。こうしてポイントを貯めながら性能のいいメックを揃え、より戦闘力の高い軍団に育てていくというのが、「メックコマンダー 完全日本語版」の遊び方となるだろう。LANやインターネットを経由したマルチプレイにも対応し、自分が育てた虎の子メック軍団を他のプレーヤーと戦わせることもできる。
敵のメックと遭遇。味方を誘導して、的確な攻撃方法を指示せよ!! | 本拠地を制圧してミッションオーバー。目的は毎回変わる | メックを修理して次のミッションに備える。武装も強化したい | 迫真のオープニングムービーが臨場感を盛り上げる |
●様々なタイプのメックが登場 ●利用するメックを選ぶ。ただし強力なものはとても高価だ ●成績の発表。味方のメックが1台使用不能にされてしまった |
(c)1998 FASA Interactive. Published by MicroProse, MicroProse is a registered trademark of MicroProse, Inc. or it(c)s afiliated companies. Battle Tech,MechWarrior, BattleMech and 'Mech are registered trademarks and MechCommander is a trademark of FASA Corporation. Used under licence. The FASA Interactive logo design is trademark of FASA Interactive, Inc. All othertrademarks are properties of their respective holders.
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塗装や武装も変更可能。自分だけのメックを作れ!! |
操作はキーボードでも行なえるが、今回はSideWinder Force Feedback Proを使ってみた。歩行するたびに、ズシンズシンと響く手応えが心地よい。両脚の動きに合わせてコクピットのフレームがかすかに左右するところも、これが二足歩行のロボットであることを感じさせる。どちらも、戦闘機や戦車のシミュレーションでは絶対に味わえない感覚だ。「野明(アニメ「パトレイバー」の主人公)やキリコ(アニメ「ボトムズ」の主人公)はこんな感じだったのだろうか?」などと、ふと思ったりもする。
登場するメックの種類は18種類。重装で破壊力のあるものから軽快に動く小型のものまで、様々なモデルが用意されている。これらをベースに改造したり、武器を取り付けたりできるところが楽しい。効果は抜群だが連射するとオーバーヒートを起こすレーザーや、速射性に秀でる反面弾数に限りがあるガトリング砲など、それぞれの武器には長所と短所があり、どう使い分けて戦うかも悩むところだ。
いったん戦場に飛び出せば、いつどこから撃たれるかわからない。レーダーの表示を頼りに索敵し、敵と遭遇したら位置を変えながら攻撃を浴びせる。吹き飛ぶパーツや、転倒するメック。敵に撃たれた瞬間は警告音が鳴り響き、ジョイスティックが激しく震える。あまりの臨場感に、アドレナリンが出まくりの状態だ。
なお、「英語版」といってもパッケージには日本語のマニュアルが添付されているし、基本的な操作はマニュアルなしでもわかると思う。遊びながら学べるチュートリアルモードも充実しているので、心配はないだろう。LANやインターネットを経由したマルチバトルは、最大8人まで参加可能。ロボット8機が入り乱れて戦うバトルロイヤルは、「メックウォーリア」ならではの醍醐味だ。Battle Techのファンはもちろん、CPUと3Dビデオボードのパワーを持て余している人にもぜひお奨めしたい。
容赦ない攻撃で敵を撃破。敗北は死を意味する | 接近したメックにパルスレーザーの照準を合わせる | 激しい攻撃の応酬。武器をうまく使い分けろ!! | 左肩と両足にダメージがきている。撃破まであと少しだ!! |
●オープニングムービーが戦場の恐怖を伝える ●様々なタイプのメックの中から好みのものを選んで戦える |
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