【イベント】

「世界のパソコン工場」台湾で開催されるコンピューターショウ、「COMPUTEX TAIPEI '97」の模様を連日レポート

　台湾のマザーボードや周辺カード、周辺機器メーカーら850社以上が一堂に会し、3日から7日までの5日間、毎年恒例のコンピューターショー「COMPUTEX TAIPEI '97」が台北市内で開催される。会場は26,800平方メートルもの広さを誇る世界貿易センター1F展示場で、さらに隣接する台北国際会議センターでも各社がブースを構える。

　世界のパソコン工場とも言われる台湾で行われるこのショーでは、各社が現行の製品ラインナップはもちろんのこと、最新の技術を盛り込んだ新製品や新しいテクノロジーなどを積極的にアピールする場だ。特に、AcerやUMAXといった独自ブランドを持つ主要メーカーのほか、世界のパソコンメーカーを相手に製品供給を行なうOEMメーカーらが多数集っているため、このショーでどんな製品群が登場するかで今後のパソコンのトレンドが占えるという意味も持っている。

　PC Watchでは、注目の新製品やデモンストレーションを即日現地からレポートしていく。いったいどんな新しいモノがCOMPUTEX TAIPEIで登場するのか、ここでのレポートに期待してほしい。なお今回は、従来の文章＋静止画に加え、MPEGムービーによる動画も織り交ぜたレポートをお届けする。

• インクジェット方式で普通紙出力できるFAX
• パラレルポート接続のMPEGリアルタイムエンコーダー
• Ultra ATA対応の高速HDDが利用できるPCIバス用カード
• マザーボードで知られるASUSはパーツメーカーからパソコン完成体メーカーになる？
• 「山のようにあった」TV会議システム
• COMPUTEXではあまり目立たない低価格PC、NC、NetPC

• 付加機能つき56kbpsモデム
• CD-ROMドライブはさらなる高速化へ
• Geniusブースには実際に動く超巨大マウス
• ISO9001対応ノートパソコンの派手なデモンストレーション
• COMPUTEX会場を着ぐるみ隊がゆく

• 56kbpsモデムはK56flexが優勢

• IntelはMMO形状のノートパソコン用MMX Pentium 233MHzを展示
• AGP普及に向けて対応製品が続々登場
• DVD関連の展示も目立ち、MMXを利用したソフトウェアのみでのDVDビデオ再生製品も

• 広い会場は雑多な雰囲気。展示は既定路線で新味は少ない
• 一番の目玉はIntel互換プロセッサメーカー各社のデモンストレーション
• 台湾勢からもデジタルカメラが続々登場

• 我々は激しい雨という最悪の天候に迎えられた
• ホテルに入ると、そこで急遽電話工事の必要に迫られた
• 深夜に会場に向かうと、一抹の不安が…
• 予想されるのは56Kモデム、USB、DVD、デジカメ、新CPUなどなど

('97/6/3)

[Reported by fumitake@impress.co.jp]