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NEC、「地球シミュレータ次期システム」を開発

5月12日 発表



 NECは12日、独立行政法人 海洋研究開発機構の超高速計算システム「地球シミュレータ次期システム」を落札したと発表した。

 地球シミュレータ次期システムは、現行の地球シミュレータを更新し、浮動小数点ピーク演算性能131TFLOPSの実現を目指したシステム。システムのアプリケーション実効性能は現行の約2倍となる。主演算装置としてのスーパーコンピュータ、副計算装置、運用管理システムなどから構成されている。

 新システムは海洋研究開発機構の横浜研究所にあるシミュレータ棟に設置され、2009年3月の運用開始を予定している。

 新システムの導入により、地球温暖化、大気や海洋の汚染、エルニーニョ現象、集中豪雨や台風の進路予測などの複雑な現象を、より正確かつ高速に把握し、将来予測を行なうことが可能になる。経済社会活動の発展や地球環境問題の解決、地殻変動、地震発生現象の解明などに利用されるとしている。

 なお、131TFLOPSという演算性能は、2007年11月時点のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の3位である「SGI Altix ICE 8200」(126.9TFLOPS)を超える。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0805/1202.html
□関連記事
【2007年11月13日】IBM BlueGene/Lが性能倍増でTOP500リスト首位を維持
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1113/top500.htm
【2006年5月24日】JAMSTEC一般公開レポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0524/jamstec.htm

(2008年5月12日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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