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IBM BlueGene/Lが性能倍増でTOP500リスト首位を維持
~TSUBAMEは16位、地球シミュレータは30位に

11月12日(独時間)



 世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」の2007年11月版の結果が12日(独時間)に公開された。

 1位はIBMと米エネルギー省が開発したPowerPC搭載の「BlueGene/L System」で、4年連続首位をキープ。同システムは6月以降にアップグレードされ、搭載プロセッサ数が131,072個から212,992個に増やされたことで、Linkpackベンチマーク結果は478.2TFLOPSに達した。

 2位はドイツのユーリッヒ原子力研究施設が新たに導入したIBMの「JUGENE」。BlueGene/Pシステムで構築したもので、今回初のランクイン。プロセッサ数は65,536個で、Linkpackベンチマーク結果は167.3TFLOPS。3位も新たにランキングに登場したSGIの「SGI Altix ICE 8200」で、クアッドコアのXeon 3.0GHzを14,336プロセッサで構築し、126.9TFLOPSを達成した。

 新たに登場したスーパーコンピュータにより上位記録が次々と塗り替えられ、2006年4月から稼働開始している、デュアルコアOpteronを採用した東京工業大学のスーパーコンピューティンググリッド「TSUBAME」は前回の14位から16位にランクを落とした。また、地球シミュレータは30位となっている。

 ベンダー別シェアではIBMが46.4%、Hewlett-Packardが33.2%、Dellが4.8%と上位3位を占める。プロセッサ種類のシェアではIntel EM64Tが64.4%、AMD64が15.8%、Powerが12.2%を占めた。

□TOP500のホームページ
http://www.top500.org/
□ニュースリリース
http://www.top500.org/blog/2007/11/09/30th_edition_top500
_list_world_s_fastest_supercomputers
_released_big_turnover_among_top_10_systems

□関連記事
【2006年6月29日】IBM BlueGene/LがTOP500リストで3年連続1位
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0629/top500.htm

(2007年11月13日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]

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