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Microsoft会長ビル・ゲイツ氏、来日記者会見
〜今後の10年はキーボードに代わるインターフェイスが登場する時代

ビル・ゲイツ氏

5月7日 開催



 米Microsoftの会長であるビル・ゲイツ氏が7日来日し、記者会見を開催。PC業界に対するゲイツ氏自身の現在のビジョンや、日本市場におけるMicrosoftの取り組みなどについて語った。

 話の中でゲイツ氏は、これからの10年を「第2のデジタルデケード」と表現。今後単にPCの性能が向上するだけでなく、インタラクティブにソフトウェアサービスにつながり、さまざまなことが簡単にできるようになるだろうと話した。

 また、ゲイツ氏が'90年に掲げた「Information at your finger tips (情報を指先に)」というテーマについての質問に対し、「インターネットがその夢を実現した」と回答。「コンシューマであれビジネスであれ、写真、ビデオ、ニュース記事、専門技術情報などがインターネットから簡単に得られるようになった。そして今後はというと、PCとインタラクトする方法が変わってくるだろう。それは、タッチ技術を使ったり、インテリジェントなホワイトボードだったり、言語による操作だったり、より多くの手法が一般的になるだろう」と述べ、技術の進化により従来のキーボードやマウスに取って代わって、人間にとってより自然なインターフェイスが登場するとの考えを示した。

 北米市場でPCが過去5年で1.5倍に成長している中、日本市場は横ばいでWindows Vistaも起爆剤にはならなかったことについては、学生など若い世代でのPCの利用率の低さが1つの要因であるとした。その一方で、「日本には世界でももっとも革新的なメーカーがあり、マーケットも決して小さくはない」と述べ、学校や公共機関にネットワークインフラを広げたり、「Windows Digital Lifestyle Consortium」に代表される取り組みを通じてキラーアプリケーションを作り上げることで、市場が拡大していく余地が十分に残されているとの見方を示した。

 Yahoo!買収を断念した件については、スティーブ・バルマー氏が明らかにした戦略通りで、従来通り自前の技術/サービスを進めていくと述べるに留まった。同様に、次期OSについても、その開発コードネームが「Windows 7」であることだけを明らかにし、具体的な内容についてはコメントを控えた。

 このほかゲイツ氏は、日本市場における同社の2つの施策を発表した。1つは米国で2月に発表された学生支援プログラム「DreamSpark」について。これは学生向けに同社の開発ツールを無償提供するもので、これを日本でも始める。もう1つは、すでに明らかにされている通り、2008年後半にWindows Vistaのメディアセンター機能で日本のデジタル放送をサポートする件で、これについて6月に詳細な説明を行なうとした。

 ゲイツ氏は7月以降、Microsoftの会長職には留まるが、非常勤となり、氏が運営する慈善団体に活動の主体を移す。

□Microsoftのホームページ(英文)
http://www.microsoft.com/
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(2008年5月8日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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