Qimondaとソニー、カスタムDRAM設計会社を共同設立10月2日 発表 独Quimanda AG(キマンダ)とソニー株式会社は2日、カスタムDRAMの設計会社を共同で設立すると発表した。 社名は「Qreatic Design Inc.」で、設立時期は12月、所在地は東京都品川区、資本金は8,000万円で、ソニーとQuimondaが50%ずつ折半する。設立時の従業員数は30名を予定する。 役員は6名で、両社から3名ずつ選出される。代表取締役会長はQuimandaのトーマス・ザイフェルトCEO、代表取締役社長はソニーの柏木豪氏(半導体事業本部LSI事業部事業部長付)が就任の予定。 事業内容は、両社からのカスタムDRAM設計受託とされており、ゲーム機器および民生用AV機器向けの高性能で低消費電力のカスタムDRAMを行なうとしている。 現在、ソニーの主力ゲーム機であるPLAYSTATION 3は、CPUにCell Broadband Engine(Cell B.E.)を搭載し、RambusのXDR DRAM技術を採用している。今回の共同設計会社は、ゲーム機とAV分野をターゲットとすることから、この分野を市場とするCell B.E.の対応メモリを低コストで汎用性の高いDDR系に広げた際に、メモリチップの側から支援するために設立された可能性がある。ソニーのCell事業については、製造ラインの売却報道などもみられ、成り行きが注目されている。
□Qimondaのホームページ (2007年10月2日) [Reported by date@impress.co.jp]
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