AMD、2007年第2四半期は増収で赤字微減7月19日(現地時間) 発表 米AMDは19日(現地時間)、2007年第2四半期(4~6月期)の決算を発表した。これによれば、売上高は前年同期比13%増の13億7,800万ドル、営業損失は4億5,700万ドル、純損失は6億ドルとなった。第1四半期の6億1,100万ドルの損失からは若干改善されている。 第2四半期は、東芝のノートPC「Satellite」にTurion 64 X2が採用されたり、SunがOpteron搭載ブレードサーバをリリースするなど、CPU製品の出荷台数はデスクトップ/モバイルとも順調に伸びた。特にモバイル向けは順調で、出荷数が前年比82%増加したが、デスクトップCPUの市場平均売価の低下により利益が相殺される形となった。 また、同社はATIブランドの「Radeon HD 2000」シリーズを第2四半期中にリリースし、チャネルでの販売で成功した。家電向け製品はデジタルTV向けプロセッサが好調だったが、ハンドヘルド向けの製品が低迷し相殺された。 同社は既に次期クアッドコアCPU「Barcelona」ベースのOpteronを出荷すると発表しており、第3四半期中にも発売される予定。また、ノートPC向けCPU「Griffin」、チップセット「RS780」なども発表している。 下半期は、ビジネスモデルの再編成を行なうとともに、支出と原価構成の縮小などに注力し業績改善に努めるとしている。 □AMDのホームページ(英文) (2007年7月20日) [Reported by ryu@impress.co.jp]
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