NVIDIA、ミッドレンジ向けの「GeForce 8600/8500」シリーズ4月17日(現地時間)発表 米NVIDIAは17日(現地時間)、DirectX 10に対応するミッドレンジ向けGPU「GeForce 8600/8500」シリーズを発表。同日より、各カードメーカーから搭載品が順次出荷開始される。 GeForce 8800シリーズ同様、DirectX 10の仕様に準拠する統合シェーダ(Streaming Processor)を採用したミッドレンジ向けのGPU。プロセスルールはGeForce 8800シリーズの90nmから80nmに縮小されている。 GeForce 8600 GTSは、1,450MHz動作のStreaming Processorを32基搭載し、コアクロックは675MHz。メモリは128bit接続の256MB GDDR3で、クロックは2GHz。トランジスタ数は2億8,900万。想定実売価格は149~229ドル。 GeForce 8600 GTは、1,190MHz動作のStreaming Processorを32基搭載し、コアクロックは540MHz。メモリは128bit接続の256MB GDDR3で、クロックは1.4GHz。トランジスタ数は2億8,900万。想定実売価格は119~159ドル。 GeForce 8500 GTは、900MHz動作のStreaming Processorを16基搭載し、コアクロックは450MHz。メモリは128bit接続の256MB GDDR2で、クロックは800MHz。トランジスタ数は2億1,000万。想定実売価格は89~129ドル。 動画高画質化機能「PureVideo HD」を踏襲するが、CPUに代わって、ビットストリームプロセス(H.264)、逆離散コサイン変換、AES128復号化などを処理するハードウェアを新たに実装した第2世代のものを搭載。これにより、GeForce 8600/8500シリーズと組み合わせられるであろうミドルクラスのCPU/ハードウェア環境でも、コマ落ちのないBlu-ray/HD DVDビデオの再生が可能になると言う。 このほか、SLI、128bit HDRレンダリング、16xアンチエイリアス、HDCP(8600 GTS以外はオプション)、デュアルリンクDVIなどに対応する。
□NVIDIAのホームページ(英文) (2007年4月18日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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