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2006年PC出荷台数は1,364万台で-3.6%のマイナス成長に
~ガートナー調べ

1月29日 発表



 ガートナー ジャパン株式会社は29日、2006年の国内PC市場について、ベンダー出荷台数が1,364万台で前年比-3.6%の成長率となったと発表した。

 これによると、2005年まで3年連続でプラス成長だったが、2006年は中小企業が好調だった一方、大企業の買い換えサイクルの谷間と個人需要の減退により、全体でマイナス成長となった。

 法人市場は前年比0.2%減少し、個人市場は前年比8%減少した。個人市場は、2005年に4年連続のマイナス成長から脱していたが、再びマイナス成長に転じた。その要因として、大画面TVなどがPCよりも優先されたこと、PCへの地デジ機能搭載による製品単価の上昇、Windows Vista出荷前の買い控えを挙げている。その内訳は、デスクトップが前年比8%減少して46.7%に、ノートPCが0.7%増えて53.3%となった。

 ベンダー出荷台数ランキングは2005年と同じで、1位より、NEC(シェア20%/成長率-6.7%)、富士通(17.8%/-2.4%)、デル(13.6%/14.5%)、東芝(10.2%/6.6%)、ソニー(6.6%/3.3%)となった。NECを除く4社はシェアを拡大した。

 NECと富士通はともに法人市場で微増したが、2005年末に春モデルを出荷した影響を受け台数が減少した。また、デルは上位5社で唯一2桁成長を示したが、収益重視の戦略転換により2006年第4四半期(10~12月期)には日本市場では同社初のマイナス成長を記録している。

□ガートナージャパンのホームページ
http://www.gartner.co.jp/
□関連記事
【2006年2月2日】国内個人向けPC市場は5年ぶりのプラス成長
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0202/gartner.htm
【2005年12月20日】【大河原】各社の春モデル登場が早まった理由
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1220/gyokai146.htm

(2007年1月29日)

[Reported by matuyama@impress.co.jp]

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