買い物山脈

任天堂「Wii」購入記 by 後藤弘茂




品名任天堂 「Wii」
購入価格25,000円
購入日2006年12月2日
使用期間約2週間

「買い物山脈」は、編集部員やライター氏などが実際に購入したもの、使ってみたものについて、語るコーナーです。

●Wiiのとってもヘンな取説

 PLAYSTATION 3(PS3)の予約での失敗に懲りたゴトウは、Wiiの予約は周到に立ち回った。Webで情報を集め、自宅近くにある電器店チェーンが店舗予約を始めたことを知った瞬間に予約に走った。おかげで、今回は楽勝で予約をゲット。

 当日は、開店前に長男と店先に行くと、Wii目当てとおぼしき人が数人。埼玉の田舎町だから、わりとのんびりしたもので、都心のWii争奪戦とはほど遠い。一番乗りでゲットした後は、速攻で自宅に戻る。

 箱を開けると、「やっぱり小さい」と長男が感心する。Wiiが小さいことはよく知っていたが、こうしてPS3やXbox 360と間近で比べると、その差を実感。このサイズ差が、2つに分かれた今世代マシンの設計思想を体現している。

今回は入手が容易だった任天堂「Wii」 筺体容積が極端に異なるPS3とWii ネタとして楽しめるWiiの取扱説明書

 最近の新ゲーム機は、箱を開けるとなにか笑いのネタがあるものだが、Wiiにもあった。それは、取扱説明書。「安全に使用していただくために……」の手引きがともかくすごい。Wiiリモコンを必要以上に振り回さない、心臓ペースぺーカーの装着部位より22cm以上離す、雷がなりはじめたら使用を中止する、コントローラなどを床に放置しない、梱包用紙をかぶらない、ディスクの中心孔に指を入れたまま、ディスクを挿入しない、吸気孔や排気孔に異物を入れない……、こうした注意が事細かに、しかもご丁寧なイラスト入りで8ページに渡って載っている。イラストの例を挙げると、子供がビニール袋をかぶる、吸気口に四つ葉のクローバを入れる、ディスクの穴に指を突っ込んだままスロットに入れる、Wiiリモコンを踏んでコケるなどなど(笑)。ある程度ネタなのかもしれないが、それにしてはまじめな雰囲気で、判断に苦しむ。

 どう考えても常識の範囲のコトまでていねいに注意するあたりは、「禁則事項です」を連発する中学の校則とか修学旅行のしおりを見ているようだ。このあたりは、任天堂の玩具文化の名残りと古さを感じてしまう。少なくとも、PC系文化では、ここまでの取説はできないだろう。これには、長男が大ウケ。しばらくして、長男は「日本のWiiのマニュアルはクレイジー」と紹介されている海外サイトのURLを見つけてきた。とすると、海外版Wiiには、このイラスト群がないことになる。

●かなり重要なWiiプレイでのTVモニタの高さ

 Wiiの設置でラッキーだったのは、ウチのリビングのTVモニタ位置の低さ。Wiiをプレイして判明したのは、TVモニタの高さがわりと重要ということ。プレーヤーの身長、もっと正確に言えば、プレイする時の目線位置にある程度合ったTVモニタの位置が重要になる。

 ウチの場合は、モニタがかなり下位置なので、大人が立ってプレイするには適さないが、小学校低学年の子供たちが立ったり半立ちになってプレイするのにフィットする。ウチの大人はレイジーなので、どうせ立たないから、これでOK。TV位置が低い理由は、椅子やソファー類が1つもないためで、リビングダイニングは全て座椅子または座布団と、ローテーブルまたはコタツ。ちなみに、仕事部屋も座椅子(笑)。家中に椅子が1つもなく、全てが床生活に合わせて設置されているので、当然、モニタも位置がかなり低い。

 Wiiを実際に導入して判明したのは、3つの新ゲーム機中で最も大きな画面を必要とするのはじつはWiiだったこと。理由は、Wiiリモコンでは体を使うため、ある程度クリアな空間が必要で、必然的にTV画面から離れる。Xbox 360とPS3の場合は、コントローラを抱えて、それほど離れない距離で操作することが多いため、画面サイズは決定的な問題にならない。Wiiの場合は、32インチでぎりぎりの雰囲気。Wiiが最も低解像度であるのに、最も広い面積を要求する。

 もっとも、モニタとの距離が遠すぎるとモーションも自然に大きくなってしまって、これもうまくない。“素人め、間合いが遠いわ”状態になってうまく操作できないのだ。あとセンサーバーとTV画面域との距離も、ゲームによっては、かなりセンシティブだったりする。物理的な設置だけで、これだけ悩むゲームコンソールも初めてだ。

Wiiのセッティングでは、センサーバーの取り付けでちょっと試行錯誤 初回起動時の初期設定画面。これは時刻合わせ

●長女が怒り出すWiiのシステムアップデート

Wiiは液晶TVの下の空きスペースに横置きで設置

 Wiiは、リビングのメインTVである32インチLCDの下の空きスペースに設置することにする。Wiiの場合、ネットからのダウンロードをファン停止状態で行ったりする。なので、筺体内温度が上がらないように、他のマシンの排熱の風が当たらないように考慮した。当然、PS3とXbox 360の横は厳禁。Wiiでは、デザイン的には縦置きがベストだと思うのだが、子供たちの手が届きやすい位置に置きたいという事情もあり、とりあえずTV下に横置きする。光学ドライブを水平にしないと、なんとなく気持ち悪いという古くさいこだわりもある。

 WiiはD端子でつなげる予定だったが、任天堂はD端子ケーブルをWii発売日に間に合わせることができず。とりあえず最初は付属のAVケーブルで接続する。ちなみに、1週間後のケーブル発売日に近くのショップに行ったら「1本しか入らず、すでに売り切れ」と言われる。他のご近所ショップも全滅で、結局コンポーネントケーブルを買って接続することにした。

 Wiiを設置していると、長女がワーイと寄ってくる。たまごっちのできるゲーム機が来たと思っているからだ。ところが、Wiiの設置が簡単には終わらない。設定自体はそれほど面倒ではないが、へんなところで時間がかかる。文字入力がしにくいためだ。Wiiリモコンを使ってソフトウェアキーボードで入力するのは、かなり慣れが必要なことを発見。もしやと思ってUSBキーボードも接続したが、もちろんドライバが標準で入ってはいないのでPS3と違って動作せず。

 途中から長男にバトンタッチ、無線LAN回りの設定の入力はまかせる。Wii用の有線LANのアダプタもまだ出ていないので、有線では接続できず、まずは自宅のルータに無線LANでつなぐ。今回のWiiでは、ハード回りがタイムリーに整っていない。

 インターネットに接続すると、今世代のゲーム機では恒例となった本体システムソフトの更新が始まる。本体側に多くのソフトウェアモジュールを持つソフト層の基本的な仕組みは、PS3やXbox 360と変わらない。更新自体はわりと短時間で済むが、その間は画面を見ているだけ。

 ここで、早くたまごっちで遊びたくてしょうがない長女がイライラし始め、「なんで遊ばせてくれないの!」と怒り出す。きっと、同じような光景が、かなりの数の家庭で見られたはず。

慣れが必要なWiiのソフトウェアキーボード システムソフトウェアの更新で長女が怒り出した

●長女はWiiリモコンでたまごっちにすんなり入る

 セットアップが終わり、ようやく遊べるようになって、まずは、長女のリクエストの『たまごっちのピカピカだいとーりょー!』をプレイ。やはり、コントローラがリモコンだと、すっと入り込むように見える。

 ウチで最も年少の長女は、ニンテンドーDSの『たまごっちのプチプチおみせっち』までゲームをしたことがなかった。DSで新たに増えたゲーマー層、いわば“DSキッズ”の典型だ。その長女が、DSと同じくマンマシンインターフェイスを改革するWiiにすんなり入るというのは、納得できる話だ。

 もっとも、長女がプレイしているのを見ていると、このタイトル自体は、Wiiリモコンのインターフェイスをそんなに活かしていない。なのに、リモコン型というだけでOKなのは、操作そのものだけでなく、リモコンのイメージが親しみやすいことを意味している。奥さんは「今までのコントローラは両手というのが決定的にダメ。身も心もゲーム機に取られる感じでイヤ」という。そのあたりの感覚だろう。

小学校低学年の長女と次男がWiiで

 Wiiを買うに当たって、一番悩んだのはタイトル。何がウチの家族にヒットするのか全然見当がつかないので、様子を見ながら買い足して行くことにした。

 問題は『Wii Sports』で、任天堂のWiiローンチの目玉だが、ウチはスポーツを全然やらない。奥さんに聞いても子供たちに聞いても「やらないと思う」という。ゴトウ自身は、試遊もしたし他でもプレイできるので、とりあえず購入はパス。他のタイトルがダメだったら、Wii Sportsを買おうと思っている。

 Wiiリモコンはどう考えても2台必要なので、どうせだから『はじめてのWiiパック』を買う。これは、ゲームとしては可もなく不可もなく。小学校低学年の次男と長女が、ケンカしながら遊ぶ。次男がウケたのは『おどるメイドインワリオ』で、ジョーク一発芸は小学生低学年には受ける。長女は、ワリオのテンポが速すぎるのか手を出さない。奥さんもトライするけど、あまり続く風情ではない。結局、ワリオはゴトウと次男で担当しているが、これもパーティ系で、集中してやるというタイトルではない。

●長男はゼルダでWiiリモコンにつまづく

 中学生の長男は、近年のゼルダシリーズはプレイしているので『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』から手を着け始める。彼は、他のWiiタイトルは、一切手を出さない。しばらくやっていて、「うーん、ゲームキューブ版の方が欲しいな、あっちのコントローラの方が好きだ」とかぶつぶつ言い始める。ゲームコントローラ文化の中で成長して来たゲーマーの、素直な感想だろう。

 次に『SDガンダム スカッドハンマーズ』を買おうかと迷っていたところで、ノーマークだった不思議生物捕獲ゲーム『Elebits』(エレビッツ)が浮上。こいつが面白いと聞いてから買いに走ったら、近所のゲームショップは、どこもElebitsだけが売り切れ(火曜時点で!)。みんな、きちんと情報仕入れてるのねと感心。最初からElebitsを買おうと主張していた次男が「だから言ったじゃないか」と文句をたれる。1週間遅れでようやくゲットしてやって見ると、これがWiiリモコンを活かしていて、かなり面白い。次男が「『塊魂』と『ピクミン』を合わせたみたいだ」と形容するが、イメージ的には合っている。

小学校低学年の次男にElebitsがヒット

 Elebitsはかなりのヒットで、次男は「あ、赤エレビットだ、通常の3倍速いぞ」とか叫びながら盛り上がってる。もっとも、次男はテイスト的には気に入ったものの、操作にかなり苦戦している。彼がコントローラを不用意に大振りするからで、なかなか思い通りにできなくてイライラしている。

 これは、Wiiリモコン自体への慣れの問題がかなりあると思う。Wiiリモコンも、夢の簡単操作デバイスではなく、それなりの弱点があり慣れが必要だ。その意味で、任天堂が言っている通り、コントローラのリセットだとつくづく感じる。みんな、同じスタート地点に立って、これからWiiリモコンに慣れましょうという話だ。

 ちなみに、Elebitsはフィジックスシミュレーションで遊ぶゲーム。これをプレイしていて、フィジックスとWiiリモコンは相性がいいことを発見する。考えてみればこれも当然で、Wiiリモコンで直感的に操作するなら、直感的にモノが動く方がいい。難点は、そういうことをやらせるにはWiiのプロセッサがいささか非力である点。

●WiiリモコンデバイドでWiiに対する態度が分かれる

Wiiリモコン

 Wiiリモコンは、従来型ゲームコントローラへの慣れ度で、かなり受け入れ方に差が出るだろうと予想していたが、結論を言えば、ほぼその通り。

 物心ついた時からゲームコントローラとPCキーボード&マウスで育って来た長男は、Wiiリモコンにすんなり入れない。コアなデジタルキッドの彼には、マンマシンインターフェイスを切り替えたWiiにかなり違和感があるようだ。見たことがない食べ物を前にした、若年サルが、手を出さずに遠巻きに様子をうかがっている雰囲気だ。

 ゲームコントローラに慣れてはいるけど、まだ固まっていない次男は、Wiiにも簡単に手を出す。しかし、Wiiリモコンでうまくプレイできるかどうか自信が持てないらしく、ちょっとつまづくと投げだし、また戻るといった繰り返しをやっている。好奇心旺盛が子ザルが、キャッキャ言いながら、未知の食べ物をつついている風情だ。

 もともとノンゲーマーだった長女は、Wiiリモコンだとすっと手が出る。たまごっちのようにゲーム自体も簡単で親しみやすいと、違和感なく入って行けるようだ。でも、ゲーム自体が、ちょっとでも難しそうだと、さっと手を引っ込める。何も知らないヨチヨチザルが、無造作に食べ物を口に運ぶが、ちょっとでも苦いとペペッと出してしまうような感じだ。

 母親ザルはというと、オスザルが「やってみろと」うるさいから、手にとってみるが、腑に落ちない様子。任天堂の素晴らしいマーケティングのおかげで、Wiiは面白そうだという先入観があるので、とりあえず試しているが、まだ面白いと思えてきていない風情だ。見知らぬ食べ物を手に持って、ためつすがめつしている雰囲気。

 というわけで、ウチのサル山では、Wiiはすんなりとけ込んだというより、まだ、突っついたりつまんだりしている状態。モノリスを恐る恐る取り巻く類人猿(2001年宇宙の旅)を想像してもらえれば当たっている。

 Wiiの場合、新しいマンマシンインターフェイスが一種のフィルタで、「コントローラに不満があるなら自分を変えろ」みたいなところがある。だから、既存ゲーム文化で育った人間には、戸惑いと壁がある。ノンゲーマー家庭なら、もっとずっとすんなり入ると思う。実際、回りからは「Wii買ったら、ゲームしなかった家族が総出でやってるんだ」という話がよく聞こえてくる。

 その一方、ゲーマー友だちだと「ゼルダはあのコントローラで何度死んだことか。根負けしてGC版を買ったよ」という声も多い。今は、ちょうどそのせめぎ合いの時だ。任天堂は、これが分かっていながら賭けに出たわけで、Wiiリモコンが従来ゲーマーにどんなペースで浸透するかは、かなり興味深い。

●長男次男は先行するゲーム機のタイトルに熱中

 そんなわけで、ウチではWiiで一通り盛り上がりはするのだけど、フル回転しているというわけではない。長男がコントローラバリヤで、あまり手を出さないのが大きい。また、ウチのケースでは、たぶん3台目(の新世代機)だから、Wiiに集中できないというのもある。

 実際、アクティブゲーマーの長男次男は、ちょうど他のゲーム機のタイトルにハマっていることもあって、あまりWiiに時間を使っていない。次男は、Xbox 360のRPG(ロールプレイングゲーム)『ブルードラゴン』に没入している。ブルードラゴンを入手したのが、Elebitsを買う前日だったので、次男はタッチの差でXbox 360に行ってしまった。Elebitsもやっているが、ブルードラゴンが終わるまでは、Wiiに没入しないだろう。

 長男はXbox 360のシューティングゲーム『ギアーズオブウォー』からDSのキャラクタゲーム『ジャンプアルティメットスターズ』へと移ったところだった。ジョジョや北斗の拳に思い入れのある彼としては、これは外せない。だから、ゼルダもやるにしても、DSの方が終わらないと手が出ない。彼らは、1本のゲームに集中して、それを終えてから次に移るというコアゲーマーパターンから変わっていない。

 結局、長男次男については、先行するゲーム機に自分がのめり込むタイトルがあるので、新ゲーム機にすぐには走らないパターンになっている。何のことはない、このところの新世代ゲーム機の購入時と全く同じ現象が起きている。PS3も、ウチでは1週間ちょっとでXbox 360のギアーズオブウォー/ブルードラゴンに食われてしまった。長男に関しては、任天堂同士の食い合いとなっているところも面白い。

 ちなみに、PS3はどうなっているかというと、今はロボットアクションの最高峰『アーマードコア4』待ち。前回の買い物山脈を書いたあと、「そうだPS3って北米版タイトルも走るんだった」と思い出して、US版のシューティングゲーム『Call of Duty 3』を通販で買った。しかし、これも、長男がXbox 360から切れ目なくDSに行ってしまっているので待機状態になっている。

●ゲームは1日1時間を体現したマシンWii

 では、DSキッズ世代はどうかというと、Wiiでゲームコンソールに触るようになった長女も、Wiiだからと言って熱狂的にゲームをやるわけではない。DSの時と同じで、ちょっとゲームをして、他のコトに移り、たまにゲームを戻るといったペースだ。また、1本のゲームだけに集中しない。

 つまり、行動パターンとしては、カジュアルゲーマーの本質自体はWiiが来ても変わらない。これは、1本のゲームを始めたら、それに集中する男3人とは、明らかにパターンが異なる。DS/Wiiが惹きつけた新ユーザーは、浅くゲームをする広い層だというのがここでも見えてくる。

 ただ、長女も、ゲームに対する関心の持ち方は、これまでと違っている。例えば、長女は、Elebitsに手を出さないものの、プレイを見ていて口は出す。これは大きな違いで、男3人がXbox 360やPS3でコアなゲームをやっている時は、長女は見向きもしなかった。つまり、Wiiは、ゲームに対する無関心を打破することには成功している。

 ゴトウ本人はというと、全く別な理由からWiiに時間を投入できていない。Wiiを買ってから忙しかったことが1つ。もう1つは、肉体的な理由。腕と肩が痛くなるので、連続1時間以上Wiiをプレイできない(笑)。「貧弱、貧弱ゥ」と笑われそうだが、Wiiリモコンが今までのコントローラより疲れるのも確かだと思う。Wiiは「ゲームは1日1時間」の高橋名人の言葉(ファミコン時代からのゲーム名人で、ゲームは1日1時間という標語で知られる)をそのまま体現したゲーム機だなとつくづく納得する。

Wiiのコンセプト(6月7日の任天堂 経営方針説明会 資料より)

 これはこれで、Wiiの狙うところを考えると合っているかもしれない。Wiiが開拓しようとしているのは、おそらく、休日をまるまるゲームにつぎ込むようなゲーマー層ではない。エンターテイメントの1つとして、夕食後とかに気軽にゲームを楽しむ層で、Wiiリモコンで腱鞘炎になるまでゲームをやったりはしない。そう考えると、体を使わせるWiiのハード自体の設計思想が、カジュアルゲーマー向けだと言ってもいいかもしれない。

 とは言っても、Wii Sportsやワリオのようなカジュアルなパーティゲームタイプが、日本で根付くとは思えない。一過性でホコリをかぶってしまえばそれまでだ。ウチでも、この手のタイトルで、そんなに持つ気配はない。欧米だと、パーティが日常なので、パーティゲームが継続するが、文化の違う日本では難しい。Wiiでも継続性を産み出すゲームが必要なのは確かだ。

 難しいのは、それが、“これまでのゲームとは違う何か”でなければならない点だと思う。そうしないと、DSキッズ世代をWiiの前につなぎ止め、さらに新しいゲームユーザーを増やすことができない。ゴトウ家に関して言えば、まだゲーム人口が100%に達していない。

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□製品情報
http://www.nintendo.co.jp/wii/
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(2006年12月15日)

[Reported by 後藤弘茂]

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