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PBJ、UMPC「SmartCaddie」の予約受付を開始
4月4日 予約受付開始 価格:99,800円 PBJ株式会社は4日、都内でMicrosoftの“Origamiプロジェクト”ことUltra-Mobile PCに準拠する小型PC「SmartCaddie」の発表会を開催。同日より予約受付を開始した。ここでは、3月の製品発表時に公開されなかった情報を中心にお伝えする。 未定だった価格は99,800円に決定。予約販売の受付はWeb通販のみで、ポータルサイト・エキサイト運営の「ショッピング・エキサイト」、ソースネクストの直販ショップ、家電量販店ノジマの関連企業イーネット・ジャパンの「い~でじ!!」で行なわれる。発送は4月中旬より順次開始される。 また、ノジマで実機の展示販売を予定しているほか、そのほかの販売ルートでも実機の展示を見込んでおり、今後順次、発表していくという。 法人向けには、九州を中心に教育機関や医療関係、官公庁に紹介を行なうエスアイエス、医療向けや流通関連向けに日本テクトを紹介。加えて、PBJ創業以来のパートナーである日立情報システムズには、官公庁、自治体、金融機関、流通サービスなどの多くの分野へのマーケティングを期待しており、このほか、エレクトロニクス系の総合商社である菱洋エレクトロなどもパートナーとして発表された。
SmartCaddieの製品版の仕様も公開された。未決定だったメモリ容量は512MB、HDD容量は40GBとなった。また、重量は約860gの予定から、880gへ変更になり、わずかに増えた。バッテリは容量1,600mAのリチウムイオン充電池で、駆動時間は約2.5時間。インターフェイスはUSB 2.0×2、オーディオ入出力を備え、通信機能はIEEE 802.11b/g無線LAN、Bluetooth 1.2を装備する。 このほかの仕様は3月の発表時と同様で、CPUにはVIAの超低電圧版C7-M 1GHzを搭載。チップセットはC7-M対応のVN800で、UniChrome Proビデオ機能を内蔵する。ディスプレイは800×480ドット(WVGA)表示対応の7型タッチパネル液晶で、エミュレーションにより、800×600ドット、1,024×600ドット、1,024×768ドットの表示に対応する。 本体サイズは228×146×25.1mm(幅×奥行き×高さ)。付属品はスタイラス、スタートガイド、ACアダプタ、ACケーブル、サポートCD、PDFのユーザーズガイド、イヤフォンマイク。
発表会には、CPUおよびチップセットを供給する台湾VIA Technologiesから、Epan Wu氏(CPU Product Marketing Deputy Director)が招かれた。同氏はUMPCをサブノートやハンドヘルドを1つにまとめられるデバイスだと表現し、VIAのx86 CPUは、最も低消費電力、かつ、最も面積が少なくて済むため、UMPCによってより良い“ユーザー体験”を実現できるとした。 また同氏は、VIAがUMPCに対してさらに注力していくと話し、ロードマップを紹介。現行のUMPCではCPU、ノースブリッジ、サウスブリッジの3チップで構成されているものを、CPUと、1チップのチップセットによる2チップ構成として、UMPCのさらなる小型化、消費電力低減によるバッテリ駆動時間の伸びなどの改善を進め、Windows Vistaに合わせてDirectX 9対応ビデオ機能(DeltaChrome以降)などを盛り込んでいくという。 続いて米MicrosoftのBill Michelバイスプレジデントが登場。同氏は、「PBJが世界で初めてUMPCをローンチしたことを喜ばしく思う。我々が想定していたデザインを最大限に生かした製品になった」とコメント。最後に「スマートキャディーは、とても最高デス」と、日本語で喜びを表現した。 □PBJのホームページ (2006年4月4日) [Reported by yamada-k@impress.co.jp]
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