K8N Diamond Plsは、NVIDIA nForce4 SLI X16を搭載するATXマザーボード。2本のPCI Express x16スロットは内部16レーン接続のSLIに対応。このほか、PCI Express x4スロット(内部2レーン接続)や、同社独自のBluetooth/無線LANコンボカードなどにも対応するPCIスロットを備えるなどの点が特徴的。
チップセットの冷却にはヒートパイプを利用しており、サウスブリッジの熱をノースブリッジ側のヒートシンクへ伝え、ノースブリッジ上のファン1つで冷却するようになっている。なお、ノースブリッジヒートシンクはやや高さがあり、上側のPCI Express x16スロットに近いことから、背面に大きなヒートシンクを搭載するビデオカードとは干渉する可能性があるのでやや注意が必要。
オーディオコントローラには、CreativeのSound Blaster Audigy SE相当であるCA0106を採用。また、ユニークな試みとして、Cooler Master製の5インチベイ内蔵真空管ユニットが付属する。真空管とアナログメーターが外から見えるようになっており、電源を入れるとオレンジ色に発光するのが見て取れる。前面のパネルは、敢えて曲線を持たせ、ヘアライン加工した金属製で、デザインも凝っている。オーディオテストは実施していないため、音質にどのような変化が現われるのかは不明だが、装飾的にも効果があるのは確かだ。
ちなみに、真空管ユニットが付属するのは数量限定で、通常モデルには付属しない。また、真空管ユニットはCooler Masterから2005年8月に単体で発売されており、実売価格は6千円前後。
CPU、メモリ、PCI Expressのクロック調節機能、メモリ、VCore、PCI Express、ノースブリッジの電圧調節機能を搭載する。特にメモリ周りの設定は多岐にわたる。なお、メモリ電圧は、ジャンパ切り替えにより2.6~3.2Vもしくは3.3~4.1Vで設定する。
|