GA-G1975Xは、Intel 975X Expressチップセットを搭載するATXマザーボード。本製品で真っ先に目につくのが、CPUソケットを囲んだ青い筒状の物体だろう。これは同社が「Turbojet Technology」と呼ぶ冷却機構。
この筒状の両端の計4カ所にはファンが内蔵されており、メモリスロット側から吸気し、I/Oパネル側へ排気する。右下のファンはノースブリッジのヒートシンクに直づけされているほか、メモリの冷却にも効果があるとしており、パッケージによれば、メモリは約18度、ノースブリッジは約40度下がるとしている。
ただし、4つの小口径ファンの騒音はかなりのもの。電圧を上げて喝を入れ、可能な限り高いクロックでブン回したい、そのためには騒音は厭わないというユーザー以外には、ちょっと大げさなシステムかと思われる。
当然ながら、BIOSのオーバークロック周りの機能は充実しており、FSB/メモリ/PCI Expressクロック、CPU/メモリ/チップセット電圧など、上述のGA-8N-SLI Quad Royalよりも細かく設定できる。また、FSB 1,066MHz時はDDR2-888メモリに対応可能としている。
拡張スロットはPCI Express x16×2に加え、PCI Express x4×2とPCI×2という構成。PCI Express x16はCrossFireに対応(x8/x8で動作)。さらに、本来SLI向けである同社のデュアルNVIDIA GPU搭載カードも利用可能。ただしその際、残りのPCI Express x16スロットは利用不可となる。
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