2月に公開された試作機

　米Intelは22日までに、リアプロジェクションTV用チップであるLCOS(Liquid Crystal on Silicon)の開発を中止した。

　同社は1月にLCOSへの取り組みを発表し、8月に最初の製品を出す予定だったが、それを2005年へと延期。そして今回LCOSのすべての開発計画を中止した。

　中止の理由について、同社日本法人のインテル株式会社では「8月の延期決定後に、今後、事業として立ち上げるにあたり、投資と見返りを分析した結果、Intelとして求める結果が出せないと判断した」としている。

　LCOSは大型リアプロジェクションTV用のコントローラで、50型のHDTVを約20万円の低価格で実現できるとされていた。

□Intelのホームページ(英文)
(10月22日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.intel.com/
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(2004年10月22日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]