2月発売のPEG-TH55

6月2日 発表

　ソニーは、PDA「CLIE(クリエ)」の欧米市場での販売を見直し、秋以降の新製品の投入を見合わせると発表した。

　日本市場では、従来通り販売が継続され、新機種の発売も行なわれる。ソニーでは次のようなコメントを明らかにしている。

　「ソニーは、お客様が映画やゲーム、音楽などの様々なコンテンツを手軽に楽しめる環境を提供すべく、携帯端末事業を成長戦略の一つの柱として考えていることに変わりはありません。

　ただし今後は通信との融合がさらに重要となっていくことからも、ソニー・エリクソン(SEMC)とも連携し、開発環境を強化したり、PSPを投入し、ゲームを中心としたモバイル・エンタテインメントの楽しみ方を提案していきたいと考えています。

　これらの状況を踏まえて、当社は従来のクリエビジネスの方向性について検討を加えました。

　具体的には、日本では新機種の発売含め、販売を継続しますが、日本以外の地域では、秋以降の新機種についての販売予定はございません」

　コメントでは、機能面での向上が進む携帯電話と発売予定の携帯ゲーム機PSPの名前が挙げられており、これらの狭間でPDAという製品の訴求が難しくなっていることが背景と見られる。また、年内に発売予定のPSPへの期待が高まるところだ。

　なお、国内市場でもPDAの出荷台数は減少傾向にあるが、個人向け市場のシェアでソニーは1位を確保している。

□ソニーのホームページ
(6月2日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.sony.co.jp/
□クリエの製品情報
(6月2日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.sony.jp/CLIE/
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(2004年6月2日)

[Reported by date@impress.co.jp]