[an error occurred while processing the directive]

日本IBM、PC環境を持ち運べる超小型端末
「PC Core System」

クレードル(下)に装着した「PC Core System(仮称)」

2月25日発表



 日本IBMは25日、個人のPCアプリケーションやデータを入れて持ち運ぶことが可能な超小型端末の試作品「PC Core System(仮称)」を開発したと発表した。

 同試作品は、米IBMワトソン研究所の「Meta Pad」のコンセプトを日本IBMのエンジニアリング&テクノロジー・サービス部門が実現したもの。単体製品ではなく、顧客ニーズに応じて開発するソリューションでの提供を想定している。

 本体サイズ82×160×22mm(幅×奥行き×高さ)、重量300gと小型化を実現。基本仕様は、CPUにTransmeta TM5800 1GHz、メモリ256MB(最大512MB)、2.5インチHDD 20GB(最大40GB)を搭載、稼働環境はWindows 98/2000/XP。

 専用クレードルに組み込むことで、ディスプレイ、マウス、キーボードと接続でき、インターネットも可能になる。

 同社は同製品のメリットとして、自宅やオフィスの入力装置を用いることで、同端末を持ち運び個人専用の環境を使用できる、個人情報などの重要なデータを比較的安全に管理することが可能、本体のみの更新によるコスト削減、などを挙げている。

 なお、Meta Padコンセプトの製品化では、米Antelope Technologiesも取り組んでいる。

【お詫びと訂正】初出時にCPUの記載が誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.com/jp/
□ニュースリリース
http://www-6.ibm.com/jp/NewsDB.nsf/2004/02251
□関連記事
【2003年9月17日】Antelope Technologies、Meta Pad技術を製品化
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0917/antelope.htm
【2003年5月13日】【笠原】MicrosoftがマイクロPC向けWindows XP“GO PC”を計画
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0513/ubiq4.htm
【2002年10月30日】日本IBMデザイン部門担当部長 山崎和彦氏インタビュー [後編]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1030/tp11.htm

(2004年2月25日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.