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NTTコムウェア、サン、大日本印刷がICタグを使った物流管理実験を開始
9月8日 発表 NTTコムウェア株式会社、サン・マイクロシステムズ株式会社、大日本印刷株式会社は8日、10月よりICタグを使った飲料用ペットボトル素材の物流管理実験を開始すると発表した。 本実験では、大日本印刷が製造するペットボトル素材を搬送するコンテナにICタグを装着。コンテナは、大日本印刷から中間倉庫である東洋倉庫を経由して、キリンビバレッジの湘南工場に搬送され、その間、各社の入/出庫口のリーダでICタグが自動的に読み取られる。 各ICタグには個別のIDが付与されており、いつ、どのリーダを、何番のコンテナが通過したか、というデータがインターネット経由でサーバーに蓄積される。データはコンテナIDと関連づけた受注情報や、製品仕様情報などとあわせてWebブラウザで閲覧できる。 これにより、クレーム発生時に同一ロットがどこにあるかを追跡したり、ボトルメーカー/中間倉庫/飲料メーカーがそれぞれの在庫状況をリアルタイムで把握できるようになる。 また、将来的には、製造年月日の古いものからの順次出荷、物流管理データと品質管理データとの連携などでの効果検証も実施が計画されている。 ICタグは大日本印刷の「ACCUWAVE」が使用され、ID技術にはオートIDセンターが開発を進めているEPCが用いられてる。オートIDセンターの技術を使い、異なる事業体の間を移動するICタグを追跡する実験はこれが日本初という。 本実験で、NTTコムウェアはデータベース関連ソフトやデーターセンターの提供、サンはハードウェアの提供、大日本印刷はICタグ/リーダライタなどの提供をそれぞれ受け持つ。実験は10月から6カ月間行なわれる。 □NTTコムウェアのホームページ (2003年9月8日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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